12/31の記憶(サバト編)

 居酒屋を探す任務をHTさんを筆頭とした御一行に任せ、ワタクシとITさんは、突発的な参加者に対応するために、18時15分まで待ち合わせ場所で待機してから合流するコトに。
 が、結局新たな参加者は現れず、HTさんから連絡のあった某所に向かう。サバトの会場は、だいたい「甘太郎」か「わたみん家」、「浜町亭」と相場が決まってるのですが、「甘太郎」と「わたみん家」は満員 or かなりの入店待ちだったそうで、唯一待たずに入れた某所が今回の舞台となった模様。
 コミケ帰りの大集団の隙間をかい潜り、サバト・クルーと合流。店内は黒を基調とした、ちと高級感漂う佇まいで、悪くない雰囲気。にも関わらず、居酒屋特有の喧騒とは微妙に無縁なカンジで、なんつーか大人な雰囲気。そんな空気に若干の違和感を感じつつも、末席に加わる。ワタクシとITさんは、NMさん、OHさん、gmrさんの陣取るテーブルに合流。何故かそのテーブルにはノートPCが広げられてましたが、気にしない方向で。
 各自ドリンクのオーダーを済ませ、僭越ながらワタクシの音頭と共に乾杯をし、サバト開始。当然のことながら、机上のノートPCからツっこまねばならなかったのですが、NMさん所有のMacである以上、ある程度それを使って何をするのかは想像がついたのですが、今回のそれは想像の斜め上をいく代物で、のっけからのけぞる。
 NMさんが魅せてくれたモノは、なんとWiiのリモコン。それを軽く振り回すと、Macから電子音が鳴るという脅威のシステム。簡単に説明すると、Max/MSPで構築した音を、Bluetooth内蔵のWiiリモコンを使って演奏というかエフェクトをかけるという、頭いいんだか悪いんだか分かんないシステムw。さすがNMさん。その技術の無駄遣いっぷりに惚れるw。
 操作はリモコンを振る速度や長さによって音色が変わるカンジで、十字キー下のボタンを押すとディレイがかかりまして。実際に操作してみた感想としては、テルミンに近いかもです。とにかく、操作してて面白くて面白くて、時が経つのを忘れてしまうぐらいの興味深さ。実際に使いこなすとなったら難しいけど、色々頭悪い使い方ができそうで、夢が広がるカンジ。結局、NMさんは地元での忘年会があるために早々に離脱しちゃったのですが、このシステムと戯れられただけでも、無理いって顔を出してもらった甲斐があったというもの。
 一方、そんなカンジで音楽メインの会話が展開してしまったせいで、今ひとつ精彩を欠いてしまったのが、ITさん。と序盤こそWiiリモコンではしゃいだりもしてましたが、余りにもオタ成分の少ない会話が続くにつれ、徐々に口数が減っていき、黙々とジョッキ2杯オーダーを繰り返すという呑み一辺倒な展開に。さすがに、そんなITさんが不憫になってきたので、エロい会話の一つも展開しようかと思った矢先、Bさんたちのテーブルから召喚がかかったので、いそいそ渋々移動。
 Bさんたちのテーブルでは、すでに携帯でシノブ伝の上映が始まっており、いつものサバト通りの爛れた空気が場を支配してまして、居心地好し。程なくして、シノブ伝の上映会から一転、iPodを使い、結構な音量でUSHCをかけまくるスタイルにシフト。ちなみに、ワタクシたちの席は隔離席でもなんでもない、ごく普通のテーブル席だったり。迷惑この上無しw。
 BGMは7 SECONDSやMINOR THREAT、DAG NASTYといった本能に訴えかけるバンドが続いたせいで、一同テンション上がりまくり。誰かさんはモッシュしようとテーブルをひっくり返しかけるし、皆でシンガロングしまくるしで、いよいよもって手がつけられない状態に。更にBGMがGANG GREENやJERRY'S KIDS等のBoston HCにシフトした時に、感極まったLDさんが、その惨状を実況すべくHDさんに電話。ワタクシも夏以降ご無沙汰でしたのでお話させていただきましたが、もう少しマシな状態でコミュニケーションを取りたかったですw。
 気がつけば、BGMはいつしかUK Melodicやsnuffy系に移行。すると、途端にHTさんが反応を示し、泣き笑いというかなんつーかってなカンジの玄妙な表情を湛え、己が複雑な想いを吐露し始め、場をemoく染め上げる。HTさんは、このジャンルの話題になるとホントemoいよなw。この日のメンツはsnuffyに対応してる面々が多かったので、結構興味深い話が色々聞けて、面白かったなー。HTさんとITさんが強硬に推しまくるLOVEMENのデモ音源が気になります。つーか、今度聴かせてくださいw。
 が、そんなemoい空気を切り裂くべく、ITさんがエロ同人誌片手に雪崩れ込んできまして、事態は悪化の一途を辿る。爆音でbluebeardが流れる中、真摯な顔でエロ同人誌を見つめるITさんの姿は、ある種神々しくすらありました。まぁ、きっとチ○コはカッチカチだったんだろうけどさ。
 てなカンジで、中盤以降は終始爆音で音楽をかけまくるという、いつ退店処分になってもおかしくない傍若無人な振る舞いを続けていたのですが、何故か店側からは一切のお咎め無し。普通だったら出禁になってもおかしくないと思うのですが・・・その謎の一端は、会計時に明らかになりまして。
 今回、なんと一人頭¥5100という結構な出費を強いられる。どうも某所はちょっとお高い居酒屋だったようで、よくよくメニューを見てみれば、どれもこれも結構なお値段。ほっけが¥1800だか¥1900だかってなぐらいなんで、推して知るべし。そりゃーこの価格設定だったら、他所が空いてれば他所に行くわなw。微妙に店員もポンコツでオーダー・ミスとかも多かったし、値段に見合った印象とはいえなかったので、この店だけ楽に入れたっつーのも納得。数少ない金を落とす客を逃がすまいと、数々の所業に目を瞑ってたのかにゃー、と邪推してみたり。まぁ二度と行くことは無いので、出禁くらっても構わなかったんだけどねw・・・。
 などと、ちと大人気ない感想を抱きつつ、店を後に。時刻は23時前。ここで、Bさん、DOさん、gmrさん、アントンさん、OHさんが離脱。一気に人数が減って寂しくなりましたが、入れ替わるようにelさんとYYさんがユニオンのセールを終えて帰還するとのコトだったので、それまで適当に時間を潰すコトに。誰からともなく「年越しソバを食おう」という流れになったので、時間潰しがてらソバ屋を探すべく、昭和通り方面に向けて移動を開始したのでした。