2006秋サバトの記憶の3

 甘太郎に到着した時点でのメンバーは、AKさん、ITさん、N2さん、HTさん、Bさん、elさん、SSさん、KWさん、SDさん、CFさん、ワタクシの11人。早速空きがあるかどうか尋ねると、あるとのコトだったので入店。通された部屋は、奥のほうにあるカラオケ付きの完全隔離部屋で、入り口のドアを閉めると下界と完全に断絶するという、ある意味至れり尽くせりな部屋。しかも、カラオケは無料という完璧さ。ディモールト良いとは、まさにこのこと。
 ここでオーダーもそこそこに、Bさんが動き出す。やにわにカバンの中からiPod用の外付けスピーカーを取り出すと、自分のiPodを接続し、アニソンをガンガン鳴らし始める。まさにやりたい放題。そんなBGMを愛でながら適当にドリンクをオーダーし、AKさんの音頭で乾杯。そこから先は、いつもどおりのサバト。局地的な話題がそこここで展開され、銘銘が思い思いに楽しんでいる姿を愛でる瞬間が、個人的なサバトの醍醐味。HTさんの
「二次元のメスは皆bitchだから!」
という至言が沁みる。
 一方、相変わらずBGMにはアニソンが続いていたので、ワタクシの手持ちのiPodを渡し、適当にかけてくれるように頼んだのですが、このiPodが意外な好評を博しまして。中身に関しては、普段のresultや日記のサブタイトルとかを見ていただければお分かりいただけるでしょうが、これといって何の変哲も無い普通のラインナップだったりするので、正直、何故に一部の面々が異様なまでに食いついたのかが理解出来なかったり。ま、Beat UK世代の心を鷲掴みにする楽曲が多数入っていたという事実は否定出来ないのですがw。
 てなカンジで宴もたけなわとなってきたところで、カラオケ・タイムに突入。が、さすがにタダで使えるシステムなだけに、歌本はチェックしにくいわアニソンは少ないわで、パセラの様にはいかず、不平不満が募る募る。そんな鬱積した空気を振り払うかの如く、elさんが「イワンのばか」を絶叫&痙攣アクションで叩きつけたのを皮切りに、場が狂いだす。
 ここで抜群のポテンシャルを発揮したのが、KWさん&SSさんのデュオ。「恋せよ女の子」のイントロと同時にオタ芸のアクションをキメだし、周囲を圧倒。さらに、序盤こそまともに歌おうとしていたのですが、徐々に徐々にテンションが狂いだし、途中からはツイン・ボーカルでの絶叫&咆哮轟くEXTREME NOISE TERROR状態と化し、合間合間にオタ芸とモッシュが交錯する狂気じみたアクションを展開し、ますますヒートアップ。終盤に至っては曲の展開をガン無視して絶叫しまくるという、如何ともし難い状態に突入。二人とも、どちらかといえば普通にしてる分には端整なタイプなだけに、この豹変っぷりが凄まじすぎて、もう笑いが止まりません。酷いw。
 以降も、壁を蹴るわ倒れるわ座布団の山にダイブするわで、手のつけようのない暴れん坊将軍っぷりを披露していたのですが、その傍らではITさんが黙々とエロ同人誌を読んでいたり、CFさんが目に涙を浮かべながら「まほろまてぃっく」を読んでいたりして、まさに「カオティック」としか言いようの無い空間がそこにはありました。なんなんだ、この空間。
 そんなムチャなカラオケ・タイムも終わり、ゆるやかなchill outタイムに突入*1したところで、時刻は23時過ぎ。ぼちぼち頃合だろってコトで、お開きに。何故か延々鳴り響くBGMをバックに*2店を後にしようとしたところ、エレベーターでちと手こずる。途中のフロアで女性2名が乗ってきたのですが、案の定重量オーバーに。しかも、何故かその女性らが降りても重量オーバーの警告が止まず、動かなくなってしまったので、ワタクシが降りて事無きを得たのですが、エレベーター待ちしてるとき、ふと横目で件の女性陣を見たところ、苦笑いに近い、味わい深い表情を浮かべていたのが印象的でしたよw。さぞや我々が変わった生き物の見えたことでしょう。
 そんなプチイベントを密かに消化してから皆と合流。このままスタジオに向かうと距離的には近いのですが、ワタクシとITさんは駅のコインロッカーに荷物をブチ撒けてこんでいたし、N2さんが離脱することもあり、近場のコンビニで各自必要な物資を調達し、駅で荷物を回収がてらN2さんを見送り、その足でスタジオに向かうという流れで行くコトに。夜の秋葉原は、この季節にしては暖かい気候で、人通りも少なく、ゆるゆると歩いていると心地良いのですが、終始微妙なBGMが鳴り続けていたのは*3、きっと気のせいだなw。
 駅でN2さん、Bさんと別れた我々は、駅前の街灯をレ○プするelさんを激写したりしながら、御茶ノ水のスタジオ目指して夜の秋葉原を歩いていったのでした。

*1:まぁBさんのチョイスする楽曲じゃ全然chill out出来なかったんだけどねw

*2:ボンさんは、この後駅で別れるまでの30分以上もの間、路上・店内問わずにBGMを鳴らせ続けたのでした。まさに外道

*3:前述したようにw