10/25 "Painful Sleep"@小岩eM SEVEN / ダンジョーヤスヒコ / イノマタ / 服部繁人 / ANAL BRIGADE

 つーワケで、ライブやってきましたー。
 16時入りとの連絡を貰っていたので、ちと早めに出かけてアキバで買い物してから小岩に向かおうと思ってたのですが、仕事の進捗状況が思わしくなくて、アキバに立ち寄る時間が無くなってしまいまして・・・。しゃーないので、リハが終わってから買い出しに出かけようっつーコトに決めまして、装備を整え、慌ただしく家を飛び出す。幸い電車には乗り遅れずに済んだので、ほっと一息ついたのも束の間、致命的なミスに気が付きまして・・・。
ネギま!?」の録画予約忘れたー!!!
 己がバンドの初ライブというイベントに浮かれてしまい、オタとしての本分を忘れるなど言語道断。自らに猛省を促しつつ、ダウナー気分で一路小岩へ。無論BGMはTHORR'S HAMMERなカンジで。
 定時前にeM SEVENに到着し、キクリンさんとかに挨拶を済ませてからリハに突入。相方は仕事が終わってからの合流ですんで、ワタクシ一人でのリハなのです。が、のっけから問題発生。今回はアンプを4台使って音を出すつもりだったのですが、いざ繋いでみると、ノイズは発生するもののギターの音がちゃんと出ない・・・。ワタクシ持参のシールドがボロなせいかと思いシールドを変えてみたりしたのですが、一向に変化無し。いつぞやのライブで使用して以来一回もアンプに繋いで音を出してなかったので、もしかしてその時に壊してたのかしら!?と暗澹たる気持ちになり、軽く途方に暮れたところで、ふとあるコトに気が付きまして。
 ワタクシのギターにはピックアップが2つついてるのですが、そのうちの一つは死んでるのですよ。で、ピックアップのセレクトのスイッチがそっち側になってると、当然音が出ないワケで。だもんで、試しにスイッチを切り替えてみると、物の見事に音が出やがりましてよ?いやはやお騒がせしました・・・ってコトで、リハ再開。
 いつもなら手持ちのエフェクターを全部繋げて鳴らすのですが、今回はなんとなくシンプルなセットでいきたかったので、歪みはファズのみにし、後は分岐用としてコーラスとアナログ・ディレイを用い*1、全体的な音色はミキサーで味付けするってな寸法。で、結局アナログ・ディレイのステレオ・アウトを両端のマーシャルに散らし、中央寄りにベース・アンプとJCを配置し、それらにはミキサーからの音を出力するってなスタイルをチョイス。すっげー分かりにくいですが、こんなカンジ↓。絵心の無さっぷりに関しては、お察しください・・・orzペイントで書いたにしても、我ながらヒドすぎる・・・。

 それはともかく、実際に鳴らせてみたのですが、結構良いカンジに聴こえまして。歪みはファズだけなんですが、適度に金属質なワタクシ好みの素敵な音色が鳴ってますよ?以前にも書いた気がしますが、やはり元々ギター用のエフェクターなんで、ギターで使うと良い音するなぁ、とw*2。一応念のためにディストーションも用意していたのですが、そちらを使う必要性は感じなかったので、エフェクターの構成は現状編成で確定。後はアンプ毎に音色の特性を調整したり、エフェクターの微調整をしたりしてリハ終了。ウチらの場合、事前に曲やリフを全く用意しないので、音色の調整以外はするコトないのねん。
 リハ終了の時点で、時刻は17時過ぎ。相方に連絡を入れ、18時半に小岩駅で待ち合わせ*3って約束を取り付けた後、そそくさと総武線の乗り込み、一路アキバを目指すワタクシ。や、ライブの録画用のビデオテープを買いに行くだけですよ?ホントダヨ?
 アキバに到着し、早速アキハバラデパート内の100円ショップでビデオテープを購入し、任務完了・・・って、あら?何やら身体の自由が効きませんよ・・・?などと嘯きつつ、当然のようにメロンブックスに向かっちゃうワケで。メロンでは各種単行本や「あさくら☆わはー」などをガッツリと購入しまくり。が、ふと冷静になって考えてみると、今日のワタクシのバッグの中には各種エフェクター等がそれなりにみっちりと詰め込まれてるワケで、そこにこれだけの量の本を追加するとなると・・・(((((;゚Д゚))))
 ・・・まぁ都合の悪い現実からは華麗に目を逸らしまして、とらに向かう。ここでは、今週末に開催される「ショタスクラッチ」のカタログを購入するのが目的。幸い、5Fであっさり入手出来ましたので、さっくりと他のフロアを巡回してから駅に戻ろうと思ったのですが、1Fの新刊コーナーでゼロ魔の外伝とか「ぷぎゅる」の新刊とかを見つけてしまい、喜び勇んでレジの待機列に並んだまでは良かったのですが・・・何故かレジが一つしか開いておらず、予想外に待たされるハメになってしまい、大幅に時間をロスしてしまったので、他の店には寄らずに小岩に舞い戻る。出来ればK-BOOKSにも寄りたかった・・・。
 小岩に戻ると、時刻はちょうど18時半。改札方面まで行っちゃうと立って待たざるをえないので、ホーム端のベンチに腰掛け、ゆるゆると相方の到着を待つ。待つコト暫し、相方から連絡が入り、既に小岩に到着し、イトーヨーカドー前で待ってるとのコトだったので慌てて移動し、無事に合流。何を隠そう、相方と会ったのは、今年3月のURBAN TERROR@EARTHDOMの時以来なので、実に半年以上ぶりの再会だったり。連絡はちょくちょく取り合っているのですがね。さらに言ってしまえば、一緒に音を出すのは1年ぶりなのねんw。開店休業状態にも程があるっつーかw。ワタクシと違い、相方は昨年以降一度たりとてスタジオに入っていないので、声を出すのもドラムを叩くのも1年ぶりという体たらく。・・・ホント、こんなウチらがトリだなんで、申し訳無いにも程があります・・・と殊勝なコトを思いつつも、反省も後悔もしないワケですが。相方をeM SEVENへと誘う道すがら、近所のスーパーで夕飯やら酒やらを購入。何気にワタクシ、この時点で24時間メシを食ってなかったもので、ボチボチ何かしら燃料を補給しないと出番である21時頃まではもたないかなぁ、と。
 買い物終了後eM SEVENに舞い戻ると、ちょうどトップのダンジョーヤスヒコさんが始まったトコでした。ちなみに、ex.TOP SUICIDE。ギター一本で、メインとなるリフをベースに、歪みの強弱でサウンドを彩るスタイル。ちとモノトーン風味なサウンド*4でしたが、なかなかムーディではありました。終演後、ダンジョーさんに話しかけられたのですが、よくよく見ると、見覚えのある面影が・・・って、TOP SUICIDE企画の時に打ち上げでご一緒した方じゃありませんかw。世間は狭いなぁ。ちなみに、ハードコア系のステッカーがバンバン貼り付けられてるフライングVを駆使されてたのですが、その裏面にはハルヒ*5のステッカーとかがバンバン貼られてまして・・・ホント、色んな意味で世間は狭いなぁw。
 お次は、イノマタさん。LIGHTS OUTのvox&Gの方。ギターとドラムを用いたソロ。最初の曲はドラムとギターを同時に駆使する、昔のsagyoのようなスタイルで、かなりアヴァンギャルド*6。2曲目以降は弾き語りスタイルで、CURVEとSMELLのアコースティック・カヴァーを披露。個人的には、普通に弾き語りしてるスタイルのほうが沁みました。どっちも良い曲だったので、今度オリジナルを聴いてみよう。
 続く3番手は服部繁人さん。eM SEVENのスケジュールでよくお名前を見かけるのですが、実際に観たり聴いたりするのは初めて。アコギを掻き鳴らし、ハーモニカも用いる典型的な弾き語りスタイルなのですが、妙なテンションとパンチの効きまくった歌詞とで押しまくる独特のスタイルを確立されてまして、度肝を抜かれる。なんせ歌詞が「ヤンママのおっぱい吸わせろ」的なテイストですからw。なんつーかダメ男哀歌路線で、ムダにパワフルなのが余計悲哀を醸し出す気がw。次がウチらの番だったんで、途中でフロアを出て楽屋で支度しながら残るステージを拝見させていただいたのですが、こういう弾き語りの人には勝てないなぁ・・・と相方と共にうなずきあってみたりw。
 で、いよいよワタクシたちの出番ですよ?相方はDWARVESのTシャツ、ワタクシはBOLDのTシャツ&手に「×」マークを印すという間違った気合の入り方を誇示してみたり*7。フロアにはTHE RAILWAY CHILDRENが鳴り響き、良いカンジ*8。アンプが続々と並べられ、モニターも全てフロアの方向に向けたりして、徐々に準備が整えられていく中、黙々とセッティングに勤しむワタクシ。フロアにはYYさんやKZさん、AGAさん、NMさんらが駆けつけてくれてるというのに、愛想の一つも振りまけませぬ・・・だって、セッティングが面倒なんだもんw。
 相方は一足先にドラムのセッティングを済ませ、ステージから消え去りまして*9、残されたワタクシもようやくセッティングが完了し、そのままスタート。当初の予定では、ワタクシが一人で音を出してるトコに相方が絶叫で加わって・・・ってな青写真を描いていたのですが、シチュエーションこそ練っていたものの、肝心の音に関してはノー・プランだったので、とりあえず適当に音を出してみる。その最中、フィードバック・ノイズでかなり自分好みの音色が出せるコトに気付いたので、ギターを掻き鳴らすのではなく、一音一音をじわじわとコントロールしていく手法を軸に据え、展開。気が付くと相方がステージ袖でマイク片手に叫んでいたのですが、ここら辺から記憶が飛び出し、以降の詳細は不明w。自分らのステージが終了後、何故かダンジョーさんと服部さんがゲストボーカルとして飛び入りし、妙なセッションがちょみっと展開されたのですが、グダグダになって終了。蛇足にも程がありますが、楽しかったんで、まぁ好し。
 終演後は何故か尋常じゃないくらい疲れ果てまして、来てくれた皆への謝辞を述べる間も無くダウンしてしまい、結局最後まで皆にはキチンとした挨拶も出来ずじまいでした・・・不義理でスマヌスマヌ・・・。
 個人的にはかなり楽しく音が出せたのですが、その反面、反省点も多かったなぁ、と。相方がリハをしてなかったので、voxとDsの音の調整が上手くいかず、かなりワタクシの音に埋没してしまってたような。それと、即興故のグダグダさは、やっぱ否めないなぁ、と。もう少しコンパクトにまとめたほうが良かった気が。
 楽器を使ったノイズのフォーマットから逸脱は出来なかったのですが、従来の闇雲なだけでノー・アイディアなノイズ一辺倒ではなく、自分なりのスタイルの萌芽と、それに伴う方向性が垣間見えたという点においては、なかなか貴重な経験だったのではないかと思います。少なくとも序盤、一人で出してた音の鳴りは、個人的にはかなり満足度の高いものだったので、その鳴りを指針に、今後の方向性を考えてみたいですねー。
 てな具合に個人的にはそれなりの満足感を得られたライブだったのですが、実際に観て、聴いてくださった方々の大半の見解が「面白かった」って言葉に集約されてるのが、現状を如実に表しているのではないかと。ま、「可も無し不可も無し」なんて評価よか全然嬉しいんですけどね。社交辞令だと分かってはいても、真に受けちゃいますw。
 わざわざ観に来てくれた友人ら&こんな機会を提供してくださったeM SEVENに感謝感謝。

*1:両方ともステレオ・アウト仕様なので

*2:普段はベースで使ってるのです

*3:相方はeM SEVENに行ったコトが無いのですよ

*4:本来ならピアノのメンバーもいる二人組だそうで

*5:涼宮のほうね

*6:後で訊いたのですが、ほぼ即興だったそうで

*7:まぁ実際酒も煙草もやらないんで、ウソじゃないしーw

*8:演奏中は一切メロディが無いので、せめてセッティング中は素敵な音楽を聴いていたかったので、90年代初頭のUK Guitar Popな選曲でBGMを仕込んできたのです

*9:そういう手筈でした