10/22 "ぷにケット14"@大田区産業プラザPiO

 Dさんに送られて帰宅したのが日曜の零時過ぎ。何はともあれ風呂を沸かしつつ「おとボク」を見ながら「ぷにケ」のカタログの最終チェックをし、マップを作成していると、先ほどまで喧騒の中に身をやつしていた自分がウソだったかのように思えてきますな。とは言え、肉体を襲う疲労と眠気、そして歯磨きの時に沁みる咥内の傷が、そんなワタクシの甘い二次元妄想を引き裂いてくれやがりましたので、已む無く妄想を中断し、とっとと風呂に入って即就寝。
 明朝、例によって7時に起床。が、微妙に疲れが抜けきってなかったので、ダラダラと「ギロチンマシン中村奈々子」を読んだり*1「牙」を見たりしてから、9時過ぎにおっとりがたなでお出かけ。勿論BGMはHAPPY MONDAYSで、グダグダ風味に拍車をかけるコトも忘れてませんよ?ゆるゆると電車を乗り継ぎながら京急に乗って出発待ちしてるトコに、さも当然といった風にANTさんが登場。若い身空で足しげく即売会に通うANTさんの将来が心配です。ワタクシのような大人にだけは、なってはいけませんよ?そんな若人の未来を内心憂いつつも、口を開けば今日のお目当てのサークルの話題しか飛び出してこないワタクシ。ある意味、反面教師としては極上ですな。
 そんな紳士な会話をたしなみつつ、10時半過ぎに会場であるPiOに到着。会場前には一般の入場待機列が形成されていたのですが、「ぷにケ」の場合、普通の即売会とは一味違う味付けがなされてまして。通常は先着順に4列縦隊とかで形成されていくのですが、「ぷにケ」は幾つかのブロックに列を分け*2、その中から好きな列を選んで並んでいきまして、開場前に抽選で入場する順番が決定していくという、なかなかユニークな手法をここ数回は採用していまして*3。 なんでこんな回りくどい手法を採用しているのかというと、所謂「徹夜組」対策の一環なんだろうな、と。男性向けの同人誌即売会って、一般参加者が往々にして会場前で徹夜して待つってな行為に及ぶコトがありまして、その対策にどの即売会も頭を痛めておるのですよ。万が一、その徹夜組に何かあった場合*4その責任は即売会側に降りかかってくるワケで。そうなると、当日の即売会の開催中止は当然として、ヘタをすれば今後他の同人誌イベントも、その会場が借りれなくなるというケースも十二分に考えられるワケで。そんな事態を未然に防ぐ対策の一つが、「ぷにケ」が採用している手法。どんなに早く会場に来て列の先頭に並ぼうとも、くじ運次第では入場が最後尾付近になりかねないというリスクが常に伴うワケで、早く会場に来るメリットが薄くなるってな寸法。徹夜組対策という側面で鑑みれば、なかなか良いアイディアだと思います。きちんとマナーを守ってる参加者にはデメリットもあるけれど、そこはまぁしゃーないかな、と。
 ともあれ、ワタクシたちは別々の列の最後尾に並び、共倒れのリスクを多少なりとも軽減し、先行して入場する方が共通してチェックしてるサークルにいち早く並んで新刊を確保するというスタイルをチョイス。今回はANTさんの列が先行したので、ANTさんにそういった任務を一任。あぁ、複数で連れ立って買うって良いなぁ・・・と感慨に耽る間も無く、ワタクシの並んだ列も順次入場。何はともあれ、一番のお目当てであった「BBBえくすとら」にまっしぐら。幸いにして新刊を首尾よく入手出来たので、もはや思い残すところは無し。
 残る事前にチェックしたサークルを順次チェックし、ひと段落ついたところで、同会場別フロアで開催されている「巨乳っ娘5」に足を運ぶ。個人的には、カタログの事前販売を行わなかった、という時点で既に終了気味ではあったのですが、好きなサークルが参加しているとあっては行かざるをえないっつーか・・・。つーワケで、入り口でカタログを購入し、入場。狭いフロアなれど、それなりの人出。とりあえず、事前にネットでチェックしておいたサークルに行ってみるも、不参加*5・・・orz。一応場内をざっと一周してみたのですが、特にフックを感じるサークルもなかったので、結局1冊だけ購入して会場を後にしたのでした・・・。帰宅してからカタログに目を通してみたのですが、幾つかワタクシの好きなサークルも参加してたみたいですが・・・気付かなかったなw。
 ワタクシ、B級やC級のサークルも結構好きなのですが、そのテのサークルってパっと見で目を惹く様な絵柄じゃないんで、即売会会場だと結構埋没しちゃうのよね。だもんで、キチンと事前にカタログで情報を仕入れてから即売会に挑まないと、どうしても見落としがちになってしまうワケで・・・。一応オンラインで参加サークルのチェックは出来ますが、大概のイベントでは絵柄まではチェック出来ないワケで。マイナーなサークルになると、絵柄こそ記憶してても、サークル名や作家名までは覚えてないケースがままあるので、やっぱ事前にカタログぐらいは販売していただきたいと思う今日この頃*6
 ぷにケ会場に舞い戻ると、大手はだいたい完売してまして、ようやくフロアはまったりモードに。ワタクシも、フロアの端からゆるゆると巡回を開始し、事前のチェックで漏れていた幾つかの素敵サークルの本を大人買い大人買い。すると、とあるサークルの前で足が止まりまして。なんと、どこかで見たコトのあるMANKOLOVERのTシャツが頒布されていたのですよ。売ってる方の姿を見てみると、BUTCHER ABCのTシャツ着用なナイスガイでございまして、これは間違いないだろうと思い声をかけてみると、案の定某さんでございました。
 某さんは、鬼畜系同人サークルwで活動されながらもGringcore周辺のextreme系サウンドに精通されてらっしゃる猛者でございまして、件のMANKOLOVERのTシャツのデザインも手がけてらっしゃってたりする御方。以前よりサークルの作品はチェックしてましたし、mixiでもちょみっとだけやりとりがあったりしてたのですが、なかなか直接コンタクトを取る機会には恵まれなかったので、ここぞとばかりに話しかけてみたり。あたしゃ極度の人見知りなんで、初対面の方と話をすると緊張しまくってしまうのですが、ご多分に漏れず、この時もかなりの挙動不審っぷりを発揮してしまったのではないかと・・・。某さんの都合も考えずに長々とくっちゃべってしまい、その節は、ご迷惑をおかけしました・・・が、実に楽しゅうございました。
 某さんとひとしきり話し込んだ後は、既に場外でまったりしていたANTさんと合流し、PiOを後に。ANTさんは西荻のライブはパスってコトでしたので、じゃあどっかでメシだけご一緒しますかってコトになったので、新宿のユニオン経由で歌舞伎町の二郎に行きましょうってなコトに。まずは新宿のユニオンに*7。ユニオンの中古盤って高いから、セール品ぐらいしか普段はチェックしないんですが、この日はがっつり掘ってみまして、以下のブツを購入。
ASSHOLEPARADE "Say Goodbye"CD.
フロリダのFastcoreバンドの復帰作。解散前の作品は嫌いじゃなかったんですが、この復帰作はどうなのかしら。
BUCKET FULL OF THE TEETH "ⅠⅡⅢ"CD.
ex.ORCHIDのメンバーが在籍しているバンドのシングル・コンピ。以前から友人らが薦めてくれてたので、ずっと気になってまして。新品未開封にも関わらず、何故か叩き売られてました。
FLOP "World of Today"CD.
シアトルのPower Popバンドの3rd & ラストアルバム。1stと2ndは地味ながらも名盤でありましたが、この3rdは存在自体知りませんでしたw。まだ聴いてないけど、produceがKurt BlochってだけでOKです。
Riow Arai + Nongenetic "s/t"CD.
このアルバムは持ってなかったので購入。たしか、先日のSONARでは、このユニットでの参加だったような。
RUNNING FROM DHARMA "If We Don't Speak Before The End of The World"CD. 全然知らないバンドだったのですが、ANTさんが「HOT WATER MUSICが好きならイケる」と薦めてくれたし、レーベルがC.I.だったんで購入。
SEVEN STOREY MOUNTAIN "Leper Ethics"CD.
その昔、コンピで聴いて「悪くない」と思いつつも、当時としてはありふれたサウンドだったので、なんとなくスルーしてきたのですが、そろそろ聴き頃かな、と(笑。レーベルがART MONK CONSTRUCTIONっていうのが、今となっては泣けるっつーかw。どうでもいいですが、このレーベル名は、Washington Redskinsの名WR、Art Monkから取ったのだろうか?
 閑話休題
 買い物を済ませた後、いよいよ念願の二郎に向かう。そのウワサをかねがね耳にしていたので、幻想が孕み膨らみっぱなしだったのですよ。で、ゆるゆると歩いていくうちに、歌舞伎町店に到着。幸い列も無く、あっさりと入店出来まして。まずは食券を購入するシステムだったのですが、歌舞伎町の二郎は与し易いと聞いていたので、迷わず大盛りのチャーシューダブルをチョイス。で、トッピング*8は、この後ライブに行くためにニンニクは抜きしまして、野菜だけマシマシという通常以上の増量を頼んでみたり。
 その結果出てきた代物は、なかなかの迫力。普通のラーメン屋よか明らかに大きな丼に野菜*9がガッツリと盛られてまして、これで¥900なら全然OKかな、と。食べてみると、普通に美味しい。野菜が多めだったおかげで、かなりギトギトなチャーシューとかも上手く相殺され、もりもりと食べれまして、善哉善哉。もっと量があっても問題ないカンジ。ただ、この店は二郎の中では量も味も全然マイルドな仕様だそうなんで、慢心しないように心がけたいと思いますw。適度に満ち足りた食後に、白濁したセーキを飲み干しまして、ようやくひと段落。
 これまたどうでもいいですが、皆様は「セーキ」と聞いて、どんな脳内変換をしますか?一発で「液体」*10のほうに変換された方とは、きっと仲良くなれると思います。まぁ膨張するほうでも充分友好関係は築けますが。どちらも即座に変換出来なかった方とは、きっと話がスイングしないと思います。

∧||∧
(  ⌒/
 ∪ / / ヽ
    /  ノ
    ∪∪
         ∧ ∧,〜
        ( (⌒ ̄ `ヽ    _
          \  \ `ー'"´, -'⌒ヽ
         /∠_,ノ    _/_
         /( ノ ヽ、_/´  \
       、( 'ノ(     く     `ヽ、
      /`   \____>\___ノ
     /       /__〉     `、__>

 ・・・ともあれ、そんなこんなでアントンさんと新宿で別れまして、ワタクシは当て所なく彷徨うコトになるのでした。

*1:日日日の作品の中で一番好きかも。面白いです

*2:今回はA〜Fの6列

*3:以前は普通に早く来た順に入場でした

*4:或いは、何かした場合

*5:その時点では、ですが。結局来たのかしら?

*6:ま、チェックが甘いと言われれば、返す言葉も無いのですが

*7:つっても、パンク館とかじゃないほうね

*8:無料なのが嬉しい

*9:と言ってもキャベツとモヤシだけだけど

*10:性的な意味