• 亀祥堂「MATERIALIZE」

 KAMEさんトコの6月のサンクリの新刊は、舞-乙HiME本。のっけからいきなりゲスト原稿ですが、寄稿してるのが田沼雄一郎さんで、ちとビックリ。シズルが幽閉されてるときのエピソードがベースで、シズル×トモエ。トモエの赤ちゃんプレイがメインで、おむつにお漏らしをしたり、授乳*1したりといった具合。原作のキャラを知ってると、味わい深さが増しますねw。最後は松葉崩し風味にフィニッシュで、オーラスにシズルさんのemoい描写もしっかりと織り込み、切ないテイストを効かせた仕上がりです。
 田沼さんの絵にしては、妙にシンプルでさっぱりしてまして、お得意の肉感的な描写も翳を潜めているのが、印象的。巻末のユキノ×でぼちんの肉感的なイラストを見る限り、絵柄を変えたってコトでも無さそうですんで、作品のテイストによって使い分けたのか、単に時間が無かったのか・・・判別は難しいですにゃー。個人的には、やっぱ巻末のイラストの絵柄のほうが魅力的だし「らしい」と思えますが、はてさて。
 一方のKAMEさんは、アニメの後日譚的な内容で、アリカ×マシロのラブラブで甘々でエロエロな絡みが炸裂。原作のテイストをきっちり織り込みつつも、実に濃厚な仕上がりです。
 全編に渡ってアリカが主導権を握り、マシロを責めたてる構図。前半は真っ当なレズ描写で、薄い胸への愛撫に始まり、ディープ・キスを経て松葉崩しで放尿&絶頂フィニッシュ。後半は、アリカがマテリアライズふたなり化。マシロにイラマチオしちゃったりと、ちと暴走気味になりつつも、最後はじっくり、ねっとりと正常位で膣内射精で〆。エピローグは、いかにも舞-乙HiMEらしい、positiveで爽やかなラスト・シーンが爽快。
 エロに関しては、抜群の破壊力を披露。フェラやキスのシーンでクローズ・アップされる口唇、各関節やおヘソ周辺の皺の描写、開脚の具合*2など、けして緻密に描きこんでいるワケではないのですが、要所要所をしっかりと押さえ、躍動感のある絶妙な肢体描写が成されてまして、素晴らしいの一語に尽きます。豊かな表情のヴァリエーションも、見逃せないポイントでございます。
 とにかくKAMEさんの作品の充実っぷりがハンパじゃないんで、是非一読されたし。勿論オススメでございますよー。excellent!
HP(改装中)>http://www18.ocn.ne.jp/~kyd/
blog>http://blog.so-net.ne.jp/kame-m/
ex.>id:PIG-M:20040112

*1:母乳は出ないですが

*2:足の指の先まで神経の行き届いた描写が成されてます