4/25 "APE MEETS HELL"@小岩eM SEVEN/sagyo/GRIND-d.c.p.s./キッチュ一人楽団/Fear Freaks Against Neurosis/NAPALM DEATH IS DEAD

 つーワケで、昨日はライブをやりまして。
 小岩に到着したのが16時半頃。eM SEVENに着くと、すでにリハの最中。顔見知りの方に挨拶しつつ、用紙に記入したり、リハの様子を窺ったりしてたら、ウチのリハの番に。リハっつっても、一緒に演るNさんは仕事の都合でまだ来てないので、今回使うギターの出音のチェックを簡単に済ませるコトに。この日はミキサーは使わず、ギター・アンプ×2というセッティング。マフ>ディストーション>ファズ>コーラス>アナログ・ディレイという順番に繋ぎ、ステレオ・アウトのディレイから2台のアンプに繋げる。どのエフェクターも元々ギター用なので、出音はいいカンジに歪んでいて、まずまず。歪み関係を切ればディレイで遊ぶことも出来るので、変化もつけられるしっつーコトで、さっくりとリハ終了。
 リハ後は、KさんとUK Guitar Pop談義に花を咲かせたり、DISCOで買い物&談笑したりして過ごしてるうちに、トップのsagyoの出番に。
 sagyoは、COHOLのBの方のソロ・プロジェクトなのですが、この日はゲストにONE MORE TRIOのナッカメンさんを迎えての2人編成。COHOLのベースの方は、ギター&ドラムというスタイルで、片手にスティックを持って、ドラムを叩いたりギターの弦を叩いたりしつつ、片手でギターを演奏したり、といった具合にテクニカルな演奏を披露。一方のナッカメンさんは、テルミン&エフェクト&vox。
 サウンドは結構darkな感触で、適度な音の隙間も相まって、個人的には初期GODFLESHに近い印象を覚えたり*1。昨年観たときとは随分スタイルが変わりましたが、音の隙間を活かしたり、ミニマルな音数に留めている辺りは従来の路線どおり。そういう意味では、理想的な変化なのかも。
 ナッカメンさんのテルミンも、浮遊感をカンジさせつつも、エフェクトをいいカンジに効かせたささくれ立った音だったので、サウンドの相性バッチリ。昨日観たバンドの中では、一番「楽曲」として気に入ったサウンドでした。なんか音源出してくれないかなぁ。
 sagyo終了後、途中でやってきたKZさんやHZさん、AGTさんらと談笑。まぁ音楽の話題なんてしませんでしたがw。
 お次は、ウワサに名高いGRIND-d.c.p.s.。リハを観た限りでは、真っ当な一人grindってカンジでしたが・・・ステージ前方には、ソフマップの予約特典であるタマ姉タペストリーが飾られてまして、早くもキナ臭い香りがw。そう思った次の瞬間、いきなり場内に鳴り響くTo Heart2のテーマ・ソングを聴き、その認識が間違っていたコトに気付きましてw。
 SEというより、普通のDJプレイのようにしっかりと聴かせたところで、入り口から中の人が颯爽と登場。身に纏っているのはSchool DaysのTシャツwww。これは、血の雨が降るという予告なのかw?
 そして、おにゃのコのステキなトークのサンプリングのスキットから、一気にド直球なgrindサウンドに雪崩れ込むってなスタイル。飛び道具的なSEの数々に目を奪われがちですが、意外にも*2そのサウンドは真っ当にカッコ良い。まぁカラオケと言ったらそれまでなんですが、何度もフロアに降りては、返す刀でステージにダイブで戻るというステキなムーブに代表される、意味不明なテンションの高さのせいか、カラオケ云々は気にならなかったです。
 それよりも、曲と曲の合間とかに、時折恍惚とした表情でタペストリーと戯れてたりする姿のほうが、よっぽど気になりました。だって、瞳孔開いてるしーw。しまいには、タマ姉を身に纏った状態で絶叫を繰り返すなど、そのテンションとおバカっぷりは天井知らず。ラストの曲とか普通にカッコ良かったのに、おかげで台無し風味。いやもう素晴らしいw。観終わってから腹筋が痛いライブっていうのも、あんま無いぞw。
 お次はキッチュ一人楽団という異形の一人エレポップ・ユニットだったのですが、次がウチの出番というコトもあり、一端外に出て着替えとかをしてたら*3仕事終わりで駆けつけたNさんと遭遇。打ち合わせを気取りつつも雑談に終始w。途中でdcpsの中の人もいらっしゃったので、ABC3で目撃した一件をきっかけに話しかけ、速攻ダメオタ・トークで盛り上がっちゃったりw。
 そんなコトをしてるうちに、続々と参加者を募り、気がつけば、ナッカメンさんやKZさん、dcpsの方を巻き込んで演るコトになってまして、なし崩し的にも程があるっつーかw。
  そうこうしてるうちにウチらの出番になり、慌ててフロアに舞い戻る。すると、いいカンジにBGMが「恋のミクル伝説」とかになりまして、ワタクシのテンションも俄然ヒートアップ*4w。
 今回はVOMIT形式での開始な為、セッティングが済み次第順次演奏開始。序盤は俺、Nさん、ナッカメンさんの3人での演奏が続いたのですが、いつしかKZさんがvoxとしてマイクを握り、ステキな声を披露。が、この辺から記憶が断片化。
 覚えてるのは、床に転がって絶叫してるdcpsさんの姿とか、ぐるさんと一つのマイクに向かって叫んでるトコ、何故か俺が手ぶらでフロアに降り、一人でモッシュしてたコトや、なんか知らんが床に寝っ転がってたり・・・といった断片的な出来事しか記憶にございません。気が付けば、ストラップは外れてるし弦は切れてるしで、なにがなにやらw。とりあえず、それなりに吐き出した感はあったのですが、結果は定かではありません。
 演奏終了後、かなりヘロヘロになってしまい、フロアの端でダウン。何度か、誰かが来て話しかけてくれた気がするのですが、朦朧としてたので気の効いた返事も出来ずじまい・・・。誰だったかは分からないですが、スマヌスマヌ。
  暫し放心した後、徐々に回復してきたので、知人・友人の皆様方に詫びを入れてみたりw。そのとき、HZさんに今回のステージを「スカム」と評していただき、ちょっと嬉しかったりw。世代的に、「ジャンク」とか「スカム」って言葉に弱いのよ。まぁ褒めてないんだろうけどw。
 未だ疲労から回復しきらないうちに、Napalm Death Is Deadがスタート。「No More Grind」とかのステートメントを連呼しながら延々とワンリフで押し続けた後、grindパートに雪崩れ込む、というスタイル。gringパートもほぼワンリフ&ワン・パターンに近かったのですが、延々同じフレーズを繰り返すので、妙に催眠的なサウンドだった気が。
 と、そこへ乱入者現る。ガムテープで猿轡をかましたdcpsの方が、パンツ一丁で颯爽と登場し、そのまま全裸に移行。ダメだ、この人w。この献身的な乱入によりサウンドもフロアもヒートアップw。猿轡越しに絶叫するdcpsの方が眩かったよ。
 Napalmが終了後、企画者のCOHOLのBの方からアナウンスがあり、参加予定だったもう1バンドは連絡がつかずに参加キャンセル。故に、これで終了とのコト。
 とにかく、どのバンドも曲者揃いで粒揃いで、音楽的にも刺激的だったし、フロアの雰囲気も和気藹々としつつも熱く、実に心地良いひと時を堪能させていただきました。すげー楽しかったよ、ホント。
 終演後は、フロアでいろんな方とおしゃべり。いろんなバンド関係の方と喋ったはずなのに、やっぱり音楽の話にならないのは、何故なのか、とw。打ち上げにも出たいトコでしたが、終電の問題もあったため、俺は別れて帰路についたのでした。

*1:ギターの鳴りが、なんとなくそんなテイスト

*2:失礼

*3:GAUGE MEANS NOTHINGのTシャツから「もえたん」Tシャツにチェンジw

*4:他の曲は、HERESYとかNujabesとか「ハレ晴れユカイ」とか降神とかSex Friend Beat PunkとかVELOCITYUTとか