4/21 "Basement Movement"@初台WALL/RADIO ACTIVE/S-EXPLODE/NANOFLOWER/VOMITUK/SMELL/LOCAL SOUND STYLE

 つーワケで、ライブしてきたー。
 15時頃に家を出、16時に新宿着。所用を済ませてから、とらのあなに寄って、少女セクトの2巻を筆頭に、あれこれお買い物。只でさえ機材で膨らんだバックパックは、はちきれんばかりになってしまいましたが、その重みが心地良い。
 ライブに対する鋭気も養えたので、一路WALLへ。WALLには16時半過ぎに到着したのですが、既にリハ中。が、先着予定だったKさんは、まだ到着しておらず、どうにも手持ち無沙汰風味。なんせ演るのは慣れてないので、どうしたら良いか分からず、受付のお兄さんに尋ねたところ、親切に手順を教えて下さったので、その指示に従い、カウンターでステージ概要等を記す用紙を頂戴し、分かる範囲で記入。
 すると、スタッフの方が使用機材の確認をしに来たので、使用アンプの数を申請したところ、1台新たに出してこなければならない編成であるコトが判明*1。そうなると、転換などでかなり手間も増えるし・・・ってコトで協議した結果、ミキサーはラインで直に音を出すコトにしまして、アンプは未使用っつーコトに。
 そんなやりとりを終えた頃に、Kさんが到着。先ほどの用紙の未記入分を記入してもらい、各種手続きを終え、所用を済ませてるうちに、リハの時間は終了。結局、ウチらはリハ無しのぶっつけ本番で臨むコトに。
 開演まで暫し時間があったので、レコ屋や楽器屋に行くべく、Kさんと共にお出かけ。甲州街道を新宿に向かって進みながら、あれこれと現場の話に花を咲かせる。ブルーになる話も色々聞くが、それで腐ったところで事態が好転するワケじゃないので、今やれるコトを精一杯やっていくしかないよねー、みたいな結論に達してみたり。
 一人で歩くと結構長いWALL〜ALLMANの道のりも、会話しながらだと、あっという間。ALLMANに来たのは、約3ヶ月ぶりぐらい。たしか前回はPLASMIDの7"を買いに来たんだよなー。ここんとこ、海外のHCバンドの新しいところを全くチェックしてなかったので、なんか買おうかと思って物色するも、どうにもピンとくる音源が無く、結局チョイスしたのがCYNIC-19とINTENSE DEGREEとHAIL OF RAGEという体たらく。ちなみに、CYNIC-19をSu19bと勘違いして買ったのは、ココだけのヒミツでw。
 お次は、NATに向かう。NATに足を運んだのは昨年以来だったのですが、フロアの構成が変わってて、ちょっとビックリ。どうでもいいですが、ALLMANでもNATでもEXTINCT GOVERNMENTの新譜がBGMだったのは、何故だったのか。それはさておき、店内ではちょっと縮小されてしまった中古のコーナーを中心にチェック。なんとなくQUINCY PUNXとNAILED DOWNを買っちゃったり。そして、新譜のコーナーでは、長いこと欲しくて仕方なかったSUPPRESSIONのディスコグラフィを発見・即購入。90年代後半にCD-Rでブートのディスコグラフィが発売されたんですが、その時に買いそびれてしまい、結局7〜8年待ちましたよ・・・。歓喜に打ち震えながら他の新譜をチェックしてると、先ほど購入したHAIL OF RAGEのCDを発見。しかも、値段をチェックしたら、ALLMANよか¥300も安いでやんの(´・ω・`)他にもIRON LUNGとか欲しかったんですが、微妙に高い気がしたので回避。
 結局、買い物を済ませた頃には開演時間が過ぎてしまっていたので、WALLにとんぼ帰り。サラリーマンの波に逆行しながらWALLに辿り着くと、Hさん&Nさんが裏口付近でたむろってまして、ようやく本日のメンバーが勢揃い。既に2番手のバンドが始まっていたのですが、そのまま裏口でダラダラとくっちゃべり、気がつけば3番手のバンドのステージも終盤。楽屋に移動し、支度を整えてるうちに3番手のバンドが終了し、ウチらの出番に。
 例によって、セッティングが完了した者から音を出し始め、全員の音が出たところで、そのまま1曲目に雪崩れ込むというスタイル。一番遅れて俺が音を出し始めた頃には、既にKさんはフロアに降りており、ステージが広々w。
 曲の始めと終わりだけは多少意識しつつも、基本は投げっぱなし風味なスタイルで、音を出す。序盤は大人しくしてましたが、中盤以降はテンションが上がったので、2ヶ月ぶりにジャンプしてみたりw。最後は、Kさんのアジテーションのバックをノイズで彩って、終演。終演後、てきぱきと撤収するVOMIT組に対し、ワタクシは一人もたもたしてしまいまして、場慣れしてなさっぷりを露呈してみたり。
 ほうほうの体で楽屋を抜け、重い荷物を引き摺るように裏口に舞い戻り、ようやく放心。すると、Kさんが先ほどの演奏を録ったテープとテレコを持ってきたので、皆でチェックしたのですが、演奏時とは全く違う印象の出音になってまして。まず、俺のミキサーのノイズが「それがメインか!?」ってなぐらいデカい音で鳴ってまして、もうなにがなんやら。それを切り裂くようにKさんの絶叫が木霊し、HさんのパワフルなドラミングとNさんの荒々しくも微妙に変態風味なギターが続いていくってなカンジ。フロアにどう聴こえたのかが興味深いところなのですが、客に顔見知りが皆無だったんで、知る由も無くw。
 反省タイムを終えた後、NさんやKさんは対バンを観たりしてましたが、俺は疲労困憊だったので、Hさんと共に裏口にてオタ話に終始するという、ガチなダメオタっぷりを披露。スマヌスマヌ・・・。
 終演後は、再びフロアに戻り、Nさん謹製のトラックを聴かせてもらったり、代わりに、BIZARRE INCの名曲"Such A Feeling"を聴かせたりwと、和やかなひと時を過ごした後、撤収。
 ゆるゆると初台駅に向けて歩を進め、手近な東口から地下に降りようとしたのですが・・・あれ?入り口が封鎖されてますよ?*2しゃーないので、他の入り口を探すべく、徘徊を始めたのですが・・・ここで、本日最大、ライブなど吹っ飛ばす衝撃の事件が起こりまして。
 ちんたら歩いていた我々に向かって、突如一人の酔っ払った女性がふらふらと近づいてきたかと思うと、何故かHさんにだけ食いつきまして、「呑みに行こー!」とか騒ぎ出したのですよ。Hさん以外のメンバーには被害が無かったので、後からやってきた女性のお仲間たちに囲まれてデレデレしているHさんを放置し、遠巻きから視姦モードに移行。 常日頃、モテたいモテたいと公言して憚らないHさんに、遂に春が・・・ッ!皆でその喜びを分かち合い、気を利かせて帰ろうとしたところ、何故かのこのことHさんが戻ってきやがりまして。
 件の女性陣の方から「一緒に呑もうよー!」とのお誘いが聞こえてくるにも関わらず、何故それを振り切って帰ってきたのか、と皆で説教モードに突入し、集中放火を浴びせたところ、言い訳がましく「あのテンションにはついていけない…」と繰り返すのみ。そのヘタレっぷりにはガッカリさせられましたが、その場はそれで収まりまして。
 「後で後悔するんだろうなー」と嘆き節を炸裂させまくるHさんを適当にあしらいつつ、「あれが可愛い男のコだったら、速攻で初台の街に消えてるんじゃね?」とかヒドいコトを言いながら彷徨っているうちに北口が見つかりまして、安堵と共にリラックス・モードに移行、まったりと切符を買い求めていたところ、遠方から姦しい声が聞こえてきまして・・・なんと、寄寓にも、先ほどの女性の一団が再登場。我々を見つけるや否や、一目散にHさんに向かって駆け寄ってきたかと思いきや、「帰っちゃうのー!?」との声と共にアタック再開。
 まさに鴨が葱背負ってやってきたワケで、千載一遇の好機到来。我々は、いち早く改札内に移動し、Hさんを放置して帰ることに。先の嘆き節を聞くまでもなく、Hさんの落胆ぷりが手に取るように分かっていたので、心優しき我々は、そっとHさんの背中を押して差し上げたワケで。
「これで初代さんも踏ん切りつくでしょー」
「でも、呑んだら呑んだで、初代さんに呆れちゃわない?」
「最悪、初台で独り一夜を明かすっていうのも、オツで良いんじゃない?」
「あー(納得)」
 そんな風にHさんのモテモテっぷりを語らいながら電車を待っていたら、こともあろうに、またしてもヤツは一人トボトボと戻ってきやがりましたよ?
 これには流石の我々も軽くキレまして、こんな好機を二度も逸するとは何事か!と激しく糾弾したところ、先ほどと同じく「あのテンションについていけない・・・」との返答が。そんな回答では到底納得出来ない我々は、追求の手を緩めずに尋問を続けたのですが、壊れたテープレコーダーの如く、テンション云々を繰り返すばかりのHさん・・・。その声は徐々に小さくなっていき、目に見えて覇気が無くなっていく姿は、余りにも切なすぎた・・・w。このときのHさんのへタレっぷりは、永く後世に語り継がれ*3ていくことだろう。
 そんなこんなで、ライブをやった記憶は彼方へと過ぎ去っていってしまい、印象に残ったのはHさんのやるせない表情のみという、bittersweetな一日でございましてよ?

*1:vox、G、B、ミキサーの計4台のアンプを使用するため

*2:後で知ったのですが、東口ってオペラシティの営業時間に合わせ、23時で封鎖されるのね

*3:ネタにされ