昨日の続きから。
 帰宅して早々に機材を並べはじめまして。まずは、コンタクトマイクを直接繋ぎ、恐る恐る電源ON。各種ツマミを弄りながらヴォリュームを調整したら、ヘッドフォンから音が聴こえてきたよ、ママン!
 今度は、エフェクトの音を混ぜる。すると、エコーとか効きまくりで、実に楽しいコトに。
 ここで一気にテンションが上がったんで、マイクを2本繋ぎ、色々と試してみまして。とりあえず、マイクをくっ付けてもハウリングとか起きなかったのがちょっと寂しかったですがw、本体の内蔵エフェクトだけでも相当面白い音が出せるコトを確認。
お次は、手持ちのエフェクターを繋げてみた。
片方は、マイク→ファズ→アナログ・ディレイ→本体。
もう一方は、マイク→ディストーション→Big Muff→コーラス→本体。
 本体のエフェクトは、ディレイ+フランジャーのミックスをチョイス。
 まずはファズの方の音から出してみたんですが、これが抜群に面白い。エコーの効いた粗い粒子のノイズが鳴り響き、なかなか耳障りの良い音。本体のツマミで音のバランスを変えたり、エフェクターの方で調整したりして、様々な音色を楽しむ。
 一通り楽しんだところで、ディストーションのセットにチェンジ。こちらは鋭角さには欠けるんですが、中音域の太さがなかなか。意外と面白かったのがコーラスで、なんの作用か分かりませんが、エフェクター本体とかをマイクで擦ってる時に、時折グリッチっぽい音が混ざるのですよ。ここら辺は、今後もう少し掘り下げてみたい。
 両セットのカンジが掴めたところで、今度は同時に慣らす。
 ・・・ヤバい。これは気持ち良いなー。残響音とノイズが入り混じり、なかなかの轟音。マイクは、擦るだけでなく、振ってみても良い音が出ました。時折、片方のエフェクトを切り、パーカッシヴな音を混ぜたりして、気の向くままに弄って弄って弄り倒す。
 惜しむらくは、音の長さが足りないトコか。基本的に何がしかの音を入力し続けないと、音が止んでしまうのです。ほったらかしでも音が鳴り続けてると、言うコト無いんだけどねー。
 つーワケで、今度はギターを持ち出してみた。俺のギターは大学の頃、友人から\5000ぐらいで購入したもので、一度もアンプに通したコトが無い。つーか、引っ越すときまで存在自体忘れてましたw。俺、ベース使ってたし。だもんで、通電するかどうか不安があったのですが、意外にも普通に音が鳴りまして。凄いぞ、グレコw。
 まずは、ファズのセットからお試し。マイクと違い、エフェクターを使えば、ほっといても音が鳴り続けるのはありがたい。でも、良くも悪くもギターの音なんで、あんま面白くないな。ノイズで音を出す時には、メインで使うんじゃなくて、空間を音で埋めるために用いることになるかも。
 ディストーションのセットでも試してみたけど、やっぱ、あんまピンとくる音が出ない。むしろ、エフェクターを切って、本体に直結で軽くフェイザーフランジャーのエフェクトをかけたほうが、繊細で凄く良い音色が出ました。ここら辺も、もっと色々試してみないとなぁ。
 その後は、本体の内蔵エフェクトの音を確認していったり、ギターとマイクを同時に使ったりと、あれやこれやと試していたら、あっという間に2時間近く経過。まさに時の経つのを忘れるってヤツですな。
 ともあれ、これで家にいながら色々試すコトが出来るようになったので、ヒマを見繕っては実験を繰り返したいと思います。近いうちに、スタジオに入ってみよう。
 と、ここまでは昨日の行動。で、今日も弄ってみたので、以下は今日の日記。
 今日は、昨日とはセッティングを変えて試してみた。
 Big Muff〜ファズ〜コーラスと
 ディストーション〜ディレイってなカンジ。
 ちなみに、今日から電源の分岐ケーブルを使い始めたので*1電池の残量を気にせず弄れるようになりました*2
 で、セッティングを変えた感想は・・・劇的な変化は無しw。
 俺は特別なエフェクターを持ってるワケじゃないんで、致し方無し。だもんで、本体のイコライザーで音色に変化をつけてみた。片方は高めの音中心、もう片方が中〜低音域強調型ってカンジ。
 これが功を奏し、エフェクターを使わない段階での音の差別化を図ることに成功。マイクを2本使う意味があるってモンです。
 次は、エフェクターの調整。今まではベース用に音のバランスを調整してたんだけど、今のセットに合う音のバランスを求め、試行錯誤・・・のはずだったんだけど、最終的にはツマミを全開にしちゃう、というどうしようもないスタイルであるコトに気付き、小さい&綺麗な音を出す際のセッティングのみ考え、他のケースは早々に諦めるw。だって、ヘッドフォンして聴くと、大音量の場合はそれが一番心地良いんだもんw。
 一通りのセッティングを終え、今度は本体内蔵エフェクトを片っ端からチェック。全100パターンある上に、外部のエフェクターを混ぜた音と、単体での鳴りの両方をチェックしないといけないんで、手間がかかることこの上なし。ま、楽しいんだけどね。
 あたしゃ大雑把なんで、とりあえず「short」「mid」「long」の3パターンのエフェクトがあるなら、迷わず「long」を選んじゃうタイプなのですが、細かく聴き比べてみると、十把一絡げに「long」*3系にすれば良いってモンじゃないコトを実感。
 そんなこんなで、ある程度の絞込みが完了。
 今度は、その絞り込んだエフェクトを中心に音を組み立ててみようと思ったのですが、せっかくなんで、音を録ってみたいのですが・・・。
 ここで、閃いた。ウチのコンポにはiPod接続用にAUX端子にケーブルを繋げているのですが、iPod用なだけに、そのジャックはミニプラグ。故に、普通のステレオプラグを必要とするUB1002FXには接続出来ないのですが、昨日買ってきたヘッドフォンには、ステレオプラグ用の変換アダプターが付属してたのですよ。
 早速アダプターを接続し、UB1002FXに接続。すると、コンポから音が・・・!これ幸いとばかりに、適当なMDをeraseして、録音準備完了。
 軽く構成を考えつつも、見切り発車で録音を開始し、10分ちょっと演ってみた。
 早速聴いてみたんですが、思いのほか良い音で録れてて、ビックリ。内容のほうは・・・ところどころイメージどおりの音が出せて、悪くないとは思える一方、悪い意味での粗さも山積。
 一番気になったのが、内蔵エフェクトを切り替えるタイミング。激しいノイズを出してるときに切り替えると、一瞬音が止まってしまい、せっかくの流れが台無しに。これは、音が静かなときに切り替えれば問題無いんですが、あんま細かく静と動を反復させてしまうとダイナミズムが失われてしまうので、今後の課題として要研究。
 あと、もっとえげつない音が欲しい。かなり端整なノイズになってしまってて、聴き易くはあるのですが、聴覚が刺激されないんですよね。音の粒子が粗くて、高音域がフォロー出来るエフェクターを捜し求めたい。
 それと、今回演ってみて分かったのは、メインの機材はディレイだってコト。ディレイの長さと反復の度合を弄ることにより、静かなパートでのサウンドの彩りが豊かになり、キャッチーさが醸し出せるな、と。
 ま、間とかリズム、構成などツッコミどころ満載ではありますが、思ってた以上に面白いコトが出来るんじゃないかな、と。今後も試行錯誤を繰り返し、精進します。

*1:今までは電池使ってました

*2:Big Muffは電池でしか使えないんだけどねw

*3:或いは「heavy」w