今年も、年末の恒例行事、冬のコミックマーケットが開催されております。
 俺が初めて行った同人誌即売会は、1986年の冬コミでした。当時はTRC*1で開催されており、初心者だった俺は、JRの大森駅からバスで会場入りしたんだよねー*2
 あの日は、雪が日陰とかに残ってて、とにかく寒かったんだよなぁ・・・。ホテルを出てから会場の中に入るまでの間、ずーっとAGNOSTIC FRONTとSUICIDAL TENDENCIESとSLAYERのテープを代わりばんこで聴いてたっけかw*3
 右も左も分からない*4状況で、とにかく行列にくっ付いて行くという行動をとった結果、なんとか中に入れたんだけど・・・あの異世界丸出しな空間に足を踏み込んだときの衝撃が、確実に俺の人生を狂わせたw。
 ただ単に「人が多い」とかいう話じゃなくて、そこにいる人々の熱量が尋常じゃなかった。今みたく、「売り手」と「買い手」の関係が主流ではなく、サークル参加者も一般参加者も、等しく「コミックマーケット」という場を形成する担い手である、という考え方が、まだ反映されていた時代だったので、参加者一人一人の自覚が違ってたっつーか*5
 ここら辺のテーマって、実は先日、GAUGE MEANS NOTHINGやTIALAがlive中のMCで同様なコトを語ってたんだよね。俺にとっては、それって至極当たり前なコトだと今でも思ってるんで、そういう風に考えてる人が異ジャンルにもいるっていう事実が、とても興味深く、また頼もしく思えたり。
 閑話休題
 そういう空気や思想が、まだ高1だった俺に、少なからぬ影響を与えたワケで。・・・無論、面妖本wの類に惹かれたという事実も否定しないけどなw。
 そんなこんなで、あの冬の日から足かけ20年・・・。あの当時は、よもや20年後もコミケに行ってようとは、夢にも思わなかった・・・w。
 昔ほどの情熱は流石に無いケド*6コミケに行かない、という選択肢は有り得ない。
 年2回、あの独特のヴァイブを感じないと、俺の夏も、一年も終わらないのです。
 今年も、この一年を締めくくるべく、12/30は会場に足を運びます。当日、色んな方々とお会い出来るのを、楽しみにしております*7

*1:東京流通センター。モノレールの駅があるトコね

*2:カタログに記載されてた交通手段をチョイスした結果

*3:NEW ORDERDEPECHE MODEやSMITHSを聴いてるような環境じゃなかったw

*4:一人で行ったし

*5:すでに希薄になりつつあったが、今よりはそいういう意識は強かったよ

*6:全盛期は、都内に住んでいながら銀座の日航ホテルとかに泊まり、朝3時にチェックアウトしてタクシーで晴海に向かい、C館で朝を迎える・・・というようなコトをしてましてよw?

*7:場所は伏せますが、友人のトコで売り子やってマース。デブでメガネで顎鬚でBLACK FLAGのジャケットが目印w