12/25 "What Color Do You See? vol.15"@音楽館新宿西口店/BRIGHT AND DARK SIDE/MY HEAD SWIMS/IEATME/GAUGE MEANS NOTHING

 昨日*1の疲れもあり、行こうかどうしようか悩ましいトコではあったのですが、この機会を逃せば次は無いので、自らのケツを蹴り上げて支度を整え、駅へ。これといった問題もなく、13時半過ぎに新宿に到着。会場である音楽館に向かって歩を進めていくと、ばったりHさんに遭遇w。なんでも一旦会場に着いたはいいが、まだリハ段階だったそうで、メシを食いに出てきたそうな。
 俺もご相伴にあずかるコトにして、一緒にうどんを食いながら、しばし談笑。八王子での社長祭では体調最悪で途中帰宅という別れ方だったので心配しましたが、見事に復調してまして、景気付けに一杯*2やってる姿を見て、やはりHさんにはアルコールがよく似合うと再認識w。
 なんだかんだとグダグダくっちゃべってたら、気がつけば14時を回ってしまってたので、慌てて会場へ。件の音楽館は柏木公園近くに位置してまして、地下に潜っていくスタイル。入り口付近にも内部にも人の姿が無く、ちょっと不安でしたが、最深部の会場となるスタジオの中には、ちゃんと人がいて安心w。すでに演奏は始まってたので、受付のKSさんに簡単に挨拶をし、今演奏してるバンド名を尋ねると、トップのBRIGHT AND DARK SIDEが始まったトコとのコトでしたので、先ずは様子見。
 DC系のテイストを感じさせるループ系のインストがメインのサウンドで、HさんはCROWNHATE RUINっぽいと言ってました。個人的には、ベース・ラインがちょっとFRODUSっぽいかなぁ、とか思ったり。まぁその周辺のサウンド。何曲かvoxを入れてましたが、インストのほうが良いと思った。基本的に悪くないんですが、バンド・スタイルのループ系のサウンドってLUNGFISHみたく卓越した技術とセンスが無いと、かなり単調になってしまうんで、そこら辺が今後の課題かなぁ、と。数曲聴く分にはカッコ良いんだけど、長くなると抑揚に欠けるので、ちと冗漫に思えました。歌えるvoxが入ると、もうちょっと広がりを見せそうな気がしましたが、はてさて。
 終演後、灯りが点いたトコで、先行してたKRさんや、Nさんらに気付き、そのまま談笑。やはり話題は社長祭だったりするトコが笑えるっつーかw。
 そうこうしてるうちに始まったMY HEAD SWIMSは、ディスコーダント系っつーか、近年のサンディエゴ系っつーかってなサウンド。途中で喉が渇いたので、飲み物を買いにスタジオを出て、水分補給しながらKRさんやNさんとダベりなつつ、機材話とかをご教授していただいたり。
 暫し後、観たかったIEATMEの出番に。現R3-N7のメンバーがかつて在籍していたバンドだそうで。2年以上前に解散してるんですが、盟友GAUGE MEANS NOTHINGのために、今回特別に再結成という貴重な機会が実現。
 昨日八王子で観たR3-N7がなかなか濃かったので、どんな惨劇が繰り広げられるのかと思ってたのですが、飛び出してきたのは、意外にも端整さすら感じさせる激情emoなサウンド
 vox、G、B、Dsという編成で、メロディアスで滑らかなフレーズを紡ぐベースを軸に、激しさと美しさが同居するサウンドを披露。そんなベース・ラインと対峙する、熱く絶叫するvoxもなかなかカッコ良く、かなり良かったです。Dsもパワフルでタイトだし、ギターは終始落ち着いた佇まいなれど、叙情的で美しいフレーズなんかも聴かせてくれました。
 ステージングもなかなか熱く、voxとB*3が結構動いてたのですが、ちょっとしたアクシデントが。voxの人が頭を振り下ろす瞬間と、Bの方がベースを上に上げる瞬間がかち合ってしまい、ベースのヘッドがvoxの方の眉間を直撃し、流血。場内は暗かったんで、その瞬間はあんま分んなかったと思うし、演奏も滞りなく続いてたけど、終演後に見たら、Tシャツに血がついてたし*4、大きくはないですが、傷痕が残りそうな傷を負ってました。喧嘩とかのnegativeま負傷じゃないのが不幸中の幸いか・・・。こういうアクシデントって長いコトliveとか行ってれば、誰しも一度や二度は経験するコトなんで*5 、名誉の負傷っつーコトで・・・お大事に。年に1回とかでも良いから、活動を再開して欲しいナイスなバンドでした。
 で、いよいよ大ラスのGAUGE。カサヌマさんのベースが、昨日トラブったRDではなく、前のベースに戻ってるトコが、微妙に哀愁を誘いましたw。特にしんみりするコトもなく、自然体で淡々と準備が進められ、カサヌマさんのMCを経てスタート。
 昨日は序盤からしっちゃかめっちゃかでしたが、今日はファイナルということもあり、客も自粛していたのかw、落ち着いた立ち上がり・・・と思ってたら、当然の様に場内は徐々にヒートアップし始めまして、背後で盛り上がる気配を感じたと思う間も無く、圧力を受けるw。で、当然の如くマイク・スタンドが倒れそうになったので、社長祭の時のようにスタンドを押さえるハメに。結局、かなりの時間をマイクのガード役として過ごしていたので、あんま写真撮れなかったw。
 GAUGEの調子は明らかに八王子より良く、音のバランスの良さ*6も相まって、楽曲の良さも堪能出来ました。途中、脱退したメンバー*7が作った曲を、そのメンバーと共に演奏するという、解散liveならではの演出もあったり。
 今回も相変わらず細かいトラブルとかもありましたが、一部に大ウケだったのが、社長祭で話題となった電池ネタの再来。途中、ベースのエフェクターかチューナーかなっかが不調になりまして、電池が原因じゃないかってなコトになったとき、あの現場に居合わせた一部観客とカサヌマさんが反応し「電池持ってこーい!」との声がフロアに響き渡る・・・w。あの日を共有してた人じゃないと分かんないですからーw!
 そんなプチ・イベントなんかを経た後、後半戦は客電を点け、明るい中でのステージへ移行。周囲の観客の楽しげな表情が良く見えて、個人的には好印象。
 場内はシンガロングが続いており、皆楽しそうに盛り上がってましたので、俺も終盤、ちょみっとだけはしゃいじゃいまして、最後のliveを堪能。ラストの曲を演奏し終え、胴上げ大会なんかも開催されw、一旦は終了。メンバー各々の今後の活動とかのMCや、カサヌマさんの「やり遂げた」感のあるMCなんかもあったのですが、そうは問屋が卸さない。当然の様にアンコールがかかったのですが、これは想定外wだったようで「もう演る曲が無い」という泣き言がカサヌマさんから漏れたのですが、そんなん却下却下w。
 結局アンコールを募るコトになったのですが、誰も何も言わなかったので、俺が"ぼくは美化委員"をリクエストしたら、カサヌマさんが「もっと良い曲あるのに」と問題発言w。その言いようでは、心に決めた曲があるのかとも思ったのですが、結局それを口にするコトか無く、場内からも不満の声が挙がらなかったので*8GAUGE MEANS NOTHINGの最期の曲は"ぼくは美化委員"に決定。他に聴きたい曲があった方、ごめんなさいw。
 真のラストは、例によって中央に皆を集めてのセットで、今回はDsも強引に中央に引き寄せるという荒業を披露w。演奏開始前は、さっきのモッシュのダメージからも回復*9してたのでw、最後にもうひと暴れすっかー、とか思ってたのですが、意外にも場内はジェントルな雰囲気になってしまってたので、大人しく見守るw。でも、最期に好きな曲がもう一度聴けて、素直に嬉しかった。
 最期に皆で集合写真を撮って*10終了。GAUGE MEANS NOTHINGは、前身バンドも含め、その8年以上に渡る活動に終止符を打ったのでした。
 俺は昨年GAUGEを知って、観たのは先月が初めてっていう最も遅れてきたファンwでしたし、語弊があるかもしれませんが、全盛期のGAUGE MEANS NOTHING*11を観れてないので、その真の姿を拝む機会には恵まれなかったのが心残りではありますが、俺は先月、今月と観た、危うくも儚く、あまりにもナイーブで繊細な「今の」GAUGE MEANS NOTHINGが好きだし、こうして最期の瞬間に立ち会えて、嬉しかったし楽しかったです。お疲れ様でした!

*1:12/24ね

*2:実際は2杯だけどw

*3:この人が現R3-N7

*4:大量出血って感じじゃなかったけど、結構長いこと傷をタオルで覆ってました・・・

*5:俺はBRUTAL TRUTHのときに歯がちょみっと欠けたw

*6:ギターは小さめでしたが

*7:現NITRO MEGA PRAYER

*8:"右手"も候補に挙がってたな

*9:年寄りだしデブなんで、すぐ疲れるんだよw

*10:八王子でも撮ったそうで・・・知らんかった

*11:末期は結構端整な印象ですが、全盛期にはコーラス担当やトリプル・ギターなど、総勢7人編成だったそうで