11/18 "salad days vol.55"@小岩eM SEVEN/VOMITUK/RAVINGS/CHAKKAMEN/evrybody's enemy/THE DAST

 前日の日記で予告したとおり、小岩に行って参りました。普段はまっすぐに小岩に向かうのですが、昨日は買い物があったので、一度アキバに寄っちゃったり。お目当ては、ぱにぽに⑧初回限定版。
 17時前にアキバに到着しまして、迷わずメロンへ・・・といきたいトコなのですが、まずは「とら」に向かいました。何故なら、買いそびれていた滝美梨香の画集を買うため。「とら」だと数量限定の小冊子が購入特典として付いてくるからなのですよw。必死か>俺。
 逸る気持ちを抑えつつ、人ごみの中を縫うようにして進み、とらの2号店に到着するやいなや、3Fの成年向けフロアへと滑り込み、お目当てのブツを発見。「購入特典」がまだ有効かどうかを確認してからお買い上げと相成りましたw。
 ちなみに、購入特典の小冊子はモノクロの線画&ラフ画が載ってるだけでした・・・。ま、そんなモンでしょ。
 その足で、今度こそメロンに移動し、件のぱにぽに限定版等各種単行本を入手。欲しいものは全部手に入ったので、ホクホク。
 一刻も早く帰宅して、画集を読んだり、付属のDVDを観てしまいたい!という衝動を懸命に抑えこみw、ちょっと早かったケド*1小岩に移動。
 慣れた足取りでeM SEVENに向かったのですが、さすがに周辺には人影も無く、階下で待ってる*2のも退屈だったので、eM SEVENの受付付近でぼんやりしてたら、Kさんが登場。皆中にいるとのコトだったので、フロアにお邪魔すると、ちょうどVOMITUKがサウンド・チェックが終わる頃でして、HさんやNさんと談笑。Hさんとは熱くツンデレ談義を繰り広げちゃったり、ワタクシの過去の恥部なんかを軽く晒したりして、開演前から無駄に盛り上がるw。
 結局、開演は10分ほど押し、19時15分頃にスタート。トップはVMOITUK。VOMITUKは、TIALAのカキヌマさんがvox、TRIKORONAのハットリさんがDs、同じくTRIKORNAのノモトさんがGのスリー・ピース。
 カキヌマさんの、ハイピッチでまくしたてるヒスパニック系スタイルなvox、ハットリさんの、パワフルで、いつもよかちょみっとシンプルなスタイルのドラム、そしてノモトさんの、ハードコアとジャンクの境界線上を行く粒子の粗い金属質なギターとが渾然一体となった、無国籍な独特のノイズコアを披露。いそうでいないタイプのバンドかと。
 叙情性等の潤いを一切排したザラついた感触の楽曲*3は、サンフランシスコの地下HC*4辺りに通ずるものがあるかと*5
 そういうサウンドを展開しつつ、ラストにはノイジーな轟音祭を開催。一定のビートを刻むドラムを土台に、カキヌマさんはエフェクトを効かせたvoxと、マイクによるフィードバック・ノイズを鳴らし、ノモトさんはギターを手放し、床で蠢きながら各種エフェクターを弄りながらささくれ立った轟音を放つ。こういう曲調は、BLACK FLAGとかのHCサイドからの影響ではなくて、noiseサイドからのアプローチに近い気がしたのは、俺だけかな?10分近く*6鳴らせた挙句、終盤ブラスト・ビートが炸裂したりして、意外な展開を魅せつつ終了。
 かなり独特な無国籍風味ノイズコアといった趣で、今後の動きに注目。聴いてて一番カッコ良かった曲が即興だったりするんで、ホント侮れないですw。来月は小岩と本牧でのliveが決まってるんで、チェキです兄チャマ!(違ッ
 続くRAVINGSは、外でしゃべくったりしてて見逃す・・・orz。で、3番手はCHAKKAMEN。ステッカーはそこらのライブハウスでよく見かけるし、元メンバーだったナッカメンさんとはサハリンでご一緒したことがあるので、以前から興味はあったのですが、今回が初見&初聴。冒頭、CHAKKAMENのGの方が一人でゲームボーイを使ったチープな電子音ヒップホップぽいサウンドを披露。最初はウワサのナノループを使ってるのかと思ったのですが、Nさんの話によれば、ナノループとは鳴ってる音が違うそうで、別のソフトを使ってたみたい。手法やサウンドは面白いんだけど、見せ方には工夫の余地がナンボでもあるかと。
 そんなイントロを挟んで、CHAKKAMENスタート。うーん、元気だなぁ。屈託無く激しく動き回り、ライブ中の半分以上をフロアで過ごしたvoxの姿は、ちょっと清清しくすらあった。想像してたよりもファストな曲が多く、なんつーか、以前のEXCLAIMをちょっとポップにしたような印象。ラストは、倒れたメンバーの上に次々と他のメンバーが浴びせ蹴り風味なアクションで折り重なり、件のGのコがそっとその上に乗りかかって終了。
 お次はeverybody's enemy。メタルTシャツを着込んだ演奏陣の出で立ちから、昨今流行の類なのかにゃーとか思ってたら、覆面を被ったvoxがいきなり袖から現れ、予想を覆すサウンドを披露。
 適度にメタルの要素を感じさせたり、妙にキャッチーなコーラスワークが入ったり、全体的にファニーなテイストもあったりで、ベクトル的にはFIDO'S BRUNCHとかに通ずる(音は似てないよ。方法論がって意味ね)「分かってらっしゃる」方々のバンドってカンジかしら?なにげに叙情的なフレーズも紡いでたりして、しっかりと現代の要素も取り込んでるトコもポイント。全体的にはcrossover期のUSHCっぽい、適度な折衷感が面白いなぁ、と。
 件のマスクマンは、実は外国の方でして*7、結構無茶なコト*8やってたのが印象的。普通に蹴りとかを入れるのは序の口で、ガムテでぐるぐる巻きにしたり*9、挙句の果てはスウィングしてのネックブリーカードロップ*10とかをキメてましたよw。
 トリのTHE DASTは、メンバーの出で立ちがJapcoreっつーか、微妙にケバいR&R系バンドかってなカンジでして、見た目の印象はアウトだったのですが、いざ音を出したら、ブラストなんかも組み込んだ現在進行形のサウンドが飛び出して、ビックリ。
 基本はモダンな要素を組み込んだメタルなんですが、スラッシュメタルやクラスト*11の要素なんかも取り込んでいて、メタルのフィールドでもHCのフィールドでも、違和感なく活動していけるようなポテンシャルの高さ。
 voxは女性の方で、妙にこなれてるステージングと、ドスの効いた情念丸出しなヴォーカリゼーションとが印象的で、只者では無いなーと思ってたら、なんとex.GAIAのGANAさんだったそうで。金髪にしてたんで、分かんなかったですよ。そりゃードスも効いてるさね。
 全体的に突出した要素は無いのですが、バンドのアンサンブルの妙&楽曲のテクスチャーの妙とで、実に王道かつど真ん中なサウンドを展開。ガツンとヤられましたね。これで現在の布陣になってから4度目のliveっていうんだから、この先どこまでいってしまうのか・・・楽しみです。
 終演後はいつものごとくグダグダと談笑したりしてから、近くの中華料理店で打ち上げ。でも、俺は滞在時間20分弱w。朝までコースでも良かったのですが、絶対少年ふたご姫の予約録画の用意してなかったし、買ってきた本読みたかったし・・・という最悪な理由で帰宅を決意w。
 なんだかんだで出るのが遅れたので、小岩駅まで小走り。心臓が軋むぜw。ほうほうの体で、なんとか終電への第一歩を踏み出したのですが、ちょっとしたアクシデントが発生。なんと中央線が5分遅延してまして、予定してた時刻に新宿に到着するコトが不可能となり、俺が乗りたかった電車に間に合わなかったのねん・・・。ウチの駅方面への直行の終電で、新宿から乗ってけば、途中で座れる可能性が高かったのですよ。
 しゃーないので、その電車に途中で接続出来る電車に乗り込んだのですが、JRの遅延のリカバリーのため発車時間が押したりしてる関係で、いつもよかギチギチな混みっぷりでイヤンw。結局、最寄り駅に到着したのが1時を過ぎていたという・・・*12
 帰りはバタバタしちゃったけど、なかなか楽しい企画でした。でも、結構疲れが残ってるんで、今夜の江ノ島オッパーラは、申し訳ないけどパスだにゃー・・・。

*1:17時半頃

*2:eM SEVENは、ビルの2Fにあるのです

*3:しかも、基本的に速い曲主体

*4:CHRIST ON PARADE〜初期NEUROSISの系譜ね。LOGICAL NONSENSEとかEL DOPAとか後期GRIMPLEとか

*5:サウンド的にはあんま類似してないケド、匂いとかそういうのがね

*6:以上カモ?

*7:でも、日本語でも歌ってましたが

*8:ターゲットは、主にGの方w

*9:結果としてギターの方は床に転がって弾いてたりw

*10:どうでもいいですが、その昔SWINGIN' NECKBREAKERSっていうバンドがいましたねw

*11:ここのDsの方は上手かった。D-Beat独特のグルーヴ感も見事に叩きこなしてたしなぁ

*12:15分ほど遅延