"ROCK CANDY vol.9"@小岩eM SEVEN/GROANING GROOVE/ALAN SMITHEE/NEMO/ボロキチ/U.G MAN/THE ACT WE ACT/TIALA

 つーワケで、昨日は↑に行ってきたのです。
 午前中から水樹奈々を聴きながらラノベを愛でる、というダメオタ・スタイルを決め込んでたのですが、ついつい気がつけば16時を過ぎてましてw、慌ててお出かけの支度にとっかかる。ちなみに、昨日はロンT+CROSSED OUTのTシャツ着てました。道中、秋葉で降りてテックジャイアンを購入したい*1衝動に駆られるも、なんとか自制して小岩へ。
 eM SEVENに着くと、早速KKさんやNさんに遭遇。Nさんからは、こないだ演ったサハリンのDVD-Rを頂戴する。観たいような、観たくないような・・・w。
 階段付近で談笑してると、KNさんやHさんらが相次いでやってくる。20000VのShooting Punk Approachとかのあおりを食うかと思ったのですが、結構盛況風味?
 そうこうしてると、あっという間に開演の時間になったので、そそくさと入場。すると、場内はすでに結構な人だかりが出来てまして、ビックリ。ここ数ヶ月で足しげく通うようになったハコですが、こんなに人が入ってるのを観たのは初めてだw。
 今日は、フロアとステージを交互に使っていくスタイル。片方がライブをやってる間に、次のバンドがセッティングを開始出来るので、効率的に回転していくワケです。観てる側からすれば、あっち観たりこっち観たりで、なかなかせわしないんですがねw。
 で、トップのG☆Gは、今夜も絶好調。序盤に演った新曲*2が、"Crack"に通ずるタメの効いたグルーヴィな曲で、テンション上がりまくり。次からは、この曲でもはしゃいでいこうかとw。件の"Crack"では、当然のようにはしゃいでしまい、俺の後頭部がNさんの頭を直撃してしまう・・・ゴメンナサイorz。でも、盛り上がるのは、やっぱ速い曲。速い曲は若人に任せますw。ジジィには、ミッドぐらいが丁度良いのです。
 終盤は、ステージ正面に移動して、一部激しく盛り上がってる方々を尻目に、"Crack"で燃え尽き、早くもガス欠風味なワタクシは、タコ踊りに興じる・・・w。年寄りな上にオタですから・・・orz。そんな俺のへタレっぷりとは裏腹に、G☆Gは今日もカッコ良かったのです。
 続くAlan Smitheeは、G☆Gで早くも消耗した体力を回復させるため、観てません・・・。
 そして、NEMOで復帰。気にはなりつつも、観た&聴いたのは初めてだったのですがカッコ良かった!G&vox、G、B、Dsの4人組。
 硬質でしなやかなにして、変拍子を使った複雑なテクスチャーの楽曲。そこに即興性を加味したサウンドは、実に心地良い。個人的には、US JunkにカオティックHCのエッセンスをブチ込んだ印象かにゃー*3。ギター・ワークとかは、メジャー以降のJAWBOXっぽくもあったかも。そして、特筆すべきはドラム。複雑なリズムを見事に叩きこなし、サウンドをグイグイと牽引。
 そして、意外だったのがテンション。もう少しクールなイメージがあったのですが、熱い熱い。暴れるとかそういう熱さではなく、テンションがそのまま音に反映されてまして、実に心地良いノイジーサウンドを聴かせてくれました。最後には,Gの人の弦が全部切れてたしw。ただ、ちょっと残念だったのは、俺はG&voxの方の真後ろで観てたので、voxがあんま聴こえなかったのです。次は正面で観ようw。
 初見なんで比較は出来ませんが、今日のステージはかなり熱かったんじゃなくって?これがアヴェレージなら、バケモノですな。
 続くボロキチは、この日一番の掘り出し物。スーツを着てたり、首に赤いネクタイを巻いてたりという奇天烈なカッコ*4に相応しく、シンプルなんだけどねじれたパンク・ロックを展開。ポイントは、ブルージィなフレーズを紡ぐG。リフのキレも良く、サウンドを牽引してました。
 ステージングは結構アグレッシヴで、メンバーはジャンプしまくり。なかなかイキのいいカンジだったのですが、非スタイリッシュで素敵でしたw。全体的な印象としては、ブルージィなロックンロールをハードコア・パンクで味付けしたようなカンジかしら?また観たいし、音源にも期待のもてる*5、ナイスなバンドでした。
 こっから先は、血沸き肉踊るHCタイムに突入。初手からU.G MAN登場!観るのは、20世紀以来だぜw。初手からYさんが場内を煽りまくり、場内の熱気もムンムンに。そして、スタートと同時に、ピット内でHさんやYさんみたいなデカい連中が大ハシャギw。皆楽しそうにニコニコしながら思い思いにはしゃいでまして、ヴァイオレンスな雰囲気は皆無。俺は久々だったんで、最初はじっくりと視姦してたのですが、途中で矢も盾もたまらずに参戦。
 相変わらず、中音域重視でちょっとくぐもったサウンド・テクスチャーで、USHCマナーなステキなリフや展開を聴かせてくれるのに、そんな展開を拡大させることなく、バンバン次の曲へと進んでいく「いけず」な姿勢がステキですw。以前よりもドス黒さが増したっつーか、より歪になってた気がするなぁ。最高でした!
 お次は、愛知からの刺客、THE ACT WE ACT登場。俺やNさんの視線は、否応無しにGの片割れの方に注がれましてw。この人、一応G担当なんですが、前に観たときには、一心不乱にフライパンを叩きまくってますたw、今回も、マイクスタンドにはしっかりとフライパンの姿が。しかも、足元には何本ものドラムのスティックやマラカスの姿も。ギターには、エフェクター代わりだかなんだか分かりませんが、カシオトーン系なキーボードが繋がってるという意味不明な武装っぷりに、もうワクテカデスヨw?
 そんな「ニクいあんちくしょう」に目を奪われてたら、いきなりディスコーダント系な屈折カオティックHCサウンドが炸裂。あぁ!始まっちゃったよw!意外なまでにダンサブルなビートの上をギターとベースが歪なリフで彩り、voxは激しく動き回り、ときに床をのたうち回りながら叫びまくる。件のGの方は、ギターを弾いたかと思えば、すぐさまフライパン・パーカッションへと移行したりして、意味不明な忙しさw。でも、随所で良い鳴りのサウンド*6を聴かせたりしてくれて、ただのイロモノに非ずってトコをマスにアピール。べズとは違うのだよ、べズとはwww*7
 個人的には、もっと盛り上がっても良かったと思うんだけど、皆U.Gで燃え尽きてしまってたのかw?THE ACT WE ACTは、年内で一旦活動休止してしまいますが、12/24のGAUGE MEANS NOTHING企画@八王子SPACE Xへの参加が決定しています*8ので、未見の方は、是非。
 ラストは、TIALA。先週はナニでしたが、今回は面目躍如演奏もキレ味満点だし、柿沼さんも気合がしっかりと声やアクションに反映されてまして、空回り感は無し。ダンサブルな激しいビートに合わせ、客は踊りまくりで場内のテンションは沸点に。カキヌマさんもフロアを縦横無尽に動き回り、場内を煽る煽る。
 跳び、跳ね、叫び、ハンドクラップをしながら歌い踊り、そして倒れまくるw*9。とにかく楽しくて楽しくてしょうがない!途中、カキヌマさんと共に倒れこんだところに、Hさんの低空の浴びせ蹴りが、俺の右側頭部にクリーン・ヒットwww。久々に良いのを貰いまして、ちょっとクラっときますたw。この衝撃は、今年の5月のTRIKORONA@八王子のときに、ノモトさんのアナログ・シンセを左側頭部に喰らって以来だわーw。ちなみに、そのときにはコヤマさんの回し蹴りも喰らってるので、俺、鶏のメンバーには随分ヤられてるよなぁw。
 閑話休題。そんな狂宴も一旦は終わったものの、まだまだ物足りなかった我々観客が、床を叩いたりストンプしたりしながらTIALAコールをカマしまして、アンコールに漕ぎ着ける。ラストは、もうなにがなんだか分かんねぇw。俺はペットボトルで頭とか周りのモノとかを叩きまくりながら拾ったマイク片手に絶叫してましたw。
 終演後のeM SEVENは、嵐の後っつーかなんつーか・・・大惨事w?誰かがボソっとこぼした、「後片付けが大変だ・・・」という一言が、重いw。
 ともあれ、この日のステージは、総じて楽しくて楽しくて仕方が無かったですね!おかげで、いまだに全身の節々が痛むワケだがw。

*1:つーか、To Heart2 XRATEDの体験版が欲しかったw

*2:今まで聴いたコトない曲。もしかしたら、初期の曲かも?

*3:今日音源を聴いたら、結構メロディの要素もあったし、もう少し端整な印象でした。ライブのほうが断然えげつないですな

*4:これでルックスがイケメンなら、オサレなんですがw

*5:TIALAのカキヌマさん主宰のレーベル、SATIRE RECORDSからリリースが予定されてるそうです

*6:ギターの音色が、ときにスペーシーだったり、ときに艶やかだったりと変化が激しく、面白かった

*7:や、べズは大好きなんですがね

*8:GAUZE MEANS MOTHINGも、翌日の目黒MODでのliveを最期に解散・・・

*9:その上に、何人も覆いかぶさるw