COMIC REVOLUTION 37 FINAL@池袋サンシャインシティ

 いよいよレヴォ・ファイナルの日と相成りました。俺にとってもコミケの次に古くから参加*1してるイヴェント*2ですんで、なんだかんだ言いつつも、やっぱ一抹の寂しさは禁じえないワケで。ましてや、今日サークル参加してる友人は1987年から参加してるワケで、思い入れも一入だったり。
 そんな平均年齢35.5歳wのジジィどもが会場に着いたのは10時前。早速追加イスを入手しようと思ったのですが、場内を見渡してもいつもの追加イス配布所が無い・・・。いぶかしみつつもスタッフ詰め所で尋ねてみたところ、驚愕の事実が判明。なんと追加イスが完売したとのこと。
 ・・・俺も長いこと即売会に参加してますが、こんな事態は初めてだぜw。しゃーないのですごすごとスペースに戻りまして、そっからは粛々とコピー誌製作に勤しむ。この時点で10時15分w。絶対開場までに終わらneeeee!!!
 そんなこんなでせっせとコピー誌を製作しているうちに、なし崩し的に開場に。毎度お馴染み男幕キター!目の前の外周通路は見る見るうちに人で溢れかえるわ怒号は飛び交うわ、遠方からは女性の「押さないでくださー・・・い」という微かな叫びも聞こえていたのですが、その声すらも「最後尾はここじゃありません!」というスタッフの声にかき消されていったw。
 そんな状況でしたんで、当初は通路で製本していたワタクシも危険を感じたので、スペース内に舞い戻りまして。その後すぐに外周の群集が目の前の通路に溢れてきたので、一歩遅かったら((((;゚Д゚))))
 そんなカンジで事なきを得たワケですがw、とにかく開場1時間ぐらいの混雑っぷりは、マジでハンパ無かったです。photoのほうにイヴェントの写真とかもあげてありますんで、そっちもご覧ください。
http://photo.www.infoseek.co.jp/AlbumPage.asp?un=101374&key=1094865&m=0
 とりあえずコピー誌の製本は終わったのですが、目の前ではこないだのFADでのGAUZEもかくやってなぐらいのピットが形成されてまして、それを目の当たりにしてしまうと、正直スペースを離れて買出しに行く気力も萎え萎えだったりw。結局、人の流れも一段落ついた11時半頃に買い出しに。
 まずは外周に出ようと思ったのですが、その移動中、目の前で人が突き飛ばされるシーンを目撃してしまい、しばし思考停止状態に。殺伐にもほどがあるだろう・・・とか思ってたら、列の流れが交錯してるポイントにつかまってしまい、行くことも退くこともあたわず。その場で3分ほどフリーズ状態w。まぁその道すがらにしっかり幾つかのサークルの新刊を押さえたワケですが。
 ほうほうの体で外周まで辿り着くと、お目当てのサークルは軒並み完売。まぁ初動が遅れたんで、当然の帰結ですが。気を取り直し、まだ販売していたハースニールに並んでみたのですが、これがお約束の階段送りの刑となっておりまして、最後尾は6F・・・えぇ、無論最後尾に並びましたともw。ここで20分ちょっとのロス。まぁもっと酷い行列が出来たサークルも多々あったみたいなんで、まだマシなんだろうなぁ。
 なんとかハースニールも回収し、他のサークルなんかもチェックしたところで、フロアを移動。黄色、赤、青とじゅんぐりに周りつつ、適宜購入やご挨拶なんかも済ませていきまして。どこもなかなか盛況でしたが、やっぱ緑が一番混んでたような・・・とか思ってたら、CUT A DUSH!!の行列を目撃いてしまい、前言撤回w。局地的には、やっぱカッタが一番かしら*3。俺はとてもじゃないですがそんな気力は湧きませんでしたので、そそくさと友人トコのスペースに帰還。
 友人に外の様子なんかを伝えつつ、留守にしていた間の状況なんかを訊いたのですが、なんかHC好きな二人組が来たとか。友人のHERESYのTシャツに反応し、BREAKfASTやMAN★FRIDAYなんかを薦めていったとか。SEEIN' REDも観たらしいし、非常に気になっておりますw。レヴォに足を運んでHCが好き、なんてヤツはけして多くは無いので、心当たりのある方は情報を寄せてくださいw。
 そんなイカす情報なんかで盛り上がりながら、まったりと売り子をしてました。14時過ぎ頃までは結構な賑わいがキープされていたのですが、15時も近くなってくると、例によって撤収していくサークルがあちこちに出現。ウチの後ろの列なんてガラっガラになっちゃったしなぁ。そんなサバサバしたノリや、相変わらずのbrutalでharshなテイストは結局ファイナルになろうとも健在だったワケで、その徹底っぷりはちょっと良かったかも。
 そうこうしてるうちに、いよいよ閉幕の時、迫る。意外と人が残っていまして、やっぱそれなりに思い入れのある人もいたのだなぁ、とか思ったり。そして16時。閉幕のアナウンスと共にレヴォはその幕を閉じたのですが、クライマックスはその後にやってきました。準備会代表として恐らくはキクコ女史と思しき方が登場し、マイク片手に喋り始めまして。カタログのマンガのキャラとは裏腹に、非常にシャイで訥々とした語り口はなかなか好印象。そして、すでに16時を10分以上回ってましたが閉幕のカウントダウンを敢行し、真の閉幕を迎えたのでした。この拍手の情景は、かなりemoかったなぁ*4
 まぁレヴォの終焉については諸説紛々ありますが、1987年から今まで開催し続けていた、という事実だけでも賞賛に値するでしょう。でも気がつけば、数ある即売会の中でも屈指の殺伐とした空気感が支配する、先鋭的な即売会と化していました。前述しましたが、良くも悪くもその雰囲気は最後まで貫かれていたかと。
 レヴォ以降の同人誌業界の流れは、結構微妙だと思います。単純にレヴォの参加層がサンクリとかに流れるってな風にはいかないだろうし、かといってサンクリ以外の即売会の規模はたかがしれてるし。噂されるレヴォの一部スタッフが母体となって立ち上げると言われてる即売会にしても、そっくりそのままレヴォの受け皿になるとは思えないし。
 結構中堅〜大手のサークルの中には夏冬のコミケと春秋のレヴォ合わせで新刊を発行ってトコが多いのですが、それらのサークルの動向も興味深い。コミケに特化して年2回リリースとかにするのか、はたまた活動の拠点をショップに移行し、自分達のタイミングで新刊をリリースしていくのか。個人的にはショップ方面に流れるトコが多いんじゃないかなぁ、とか見てるのですが。最近は過去本の再販も活発だし、「同人誌」っつーよか「ショップでしか買えない単行本」ってな印象もあるよね。
 ポスト・レヴォを巡る動きは、これから色々表面化してくるんじゃないかな?ショップや印刷所といった各方面にも影響が波及していきそうだからね。無くなってから、レヴォの特異性を再認識させられるんだろうな。
 

*1:ここで言う「参加」とは一般の意。同人誌即売会において「客」は存在しない。一般参加者とサークル参加者、そこに集う人々は皆「参加者」である、というコトを忘るべからず、とか言っとくw

*2:1989年から

*3:今回10000部搬入したってマジなんだろうか・・・

*4:文化4Fに飾ってあった米沢氏とコミックマーケット準備会から贈られた花もね