田村ゆかりLive Tour 2005 *Spring fever*@東京厚生年金会館

 即売会とliveまみれな3月のオープニングを飾るのは、ゆかりんのコンサート。ワタクシは昨年夏のKOTOKOのコンサート*1が、このテのコンサートの初陣だったのですが、今回はバリバリの現役声優さんのコンサート。客層もノリも異なるだろうから、かなり((((;゜Д゜))))な心境だったのですが、心強いコトにファンクラブ所属の友人が大阪から上京してきますので*2今回は一人じゃないのねん。
 当初の予定では16時に新宿のALLMANで待ち合わせだったのですが、なんとなくBASEで買い物がしたくなったので、約束時間より早めに家を出て、一路高円寺へ。道中、mixiで目ぼしいブツを紹介してもらうという荒業を敢行w。これは超ありがたかったです。
 そんなこんなでBASEに到着。BASEに行ったのは久しぶりだったのですが、それ故に初手からスパークしまくりw。これからゆかりん観に行くっつーのに、SEEIN' REDの横浜・東京のチケットや3/19のPRATFALL企画のチケットも含め、がっつりお買い物。俺はナニをしてやがるのでしょうw?
 ひとしきり買い物を済ませたところで、友人と合流。このまま会場に行くのが正解なのですが、どうせならサイリウムを買おうというコトになり、新宿のハンズを目指す。ところが、道中ふらっとユニオンに立ち寄っちゃったりするから始末が悪いw。寄り道しつつもハンズに着きまして、しっかりピンクのサイリウムを確保。実は、生まれて初めてのサイリウム購入だったり。普通に生きてたら、まぁ縁遠いアイテムだよね。
 さぁ、これで準備万端。いざ厚生年金会館へ!・・・って、なんでワタクシたちはとらのあなに来てるのでしょうか?や、今日春コミやふたけっとのカタログが発売されたんで、それを確保しとかないとネ!まぁ気がついたらあれやこれや購入してた罠。
 これで後顧の憂いは絶たれたので、ついに厚生年金会館へ。超久々だったから微妙に道中が不安だったのですが、なんとか到着。もう18時を回ってるというのに、妙に会場外に人がいたのですが、とにかく入場を優先。おざなりな荷物チェックを経て無事場内に。どうでもいいけど、会場内のロビーの階段に電飾が施されていて、目がチカチカしてめっさ見にくかったんですけど。あれはいただけねぇ。
 まずは物販をチェック。事前にチェックしてTシャツにXLが無いことを確認していたので、特に買いたいものも無く。友人は買いに走ったので、それを待っている間に場内チェック。はっぴ着用者も散見できましたが、意外とパンチ効いた人は見なかったなぁ。残念w。そうこうしてるうちに友人が戻ってきたので、ホール内へと移動。場内は何故かライブハウス風味なスモークが宙に漂ってました。リハでスモーク類を炊いたのだろうか?我々の座席は結構前列で、ステージに向かって右サイド。なかなかの位置かと。何故か今風なR&Bが鳴り響く場内をしばし視姦。意外とテンション上がった連中が暴れる風でもなく、コール練習が行われているワケでもなく、普通のコンサートの開演前といった風情にいささか拍子抜け。
 が、事態は場内BGMが変わった瞬間一転する。明らかに場内のテンションが上がり、先ほどまでのまったりムードがウソのような喧騒。そして客電が落ち、ステージ上にバンドのメンバーが揃った時点で、これといったアナウンスやトークもなく、いきなりコンサート開始。このときの場内の様子をなんと表現したら良いのやら。場内にはピンクのサイリウムが煌めき、ピタっと合ったコールと共に独特のムーヴでサイリウムの光の軌跡が宙に描かれる。ウワサの「飛ぶ」という行為も目の当たりにしたのですが、想像を遥かに凌駕した飛びっぷりは、さながら体育測定の垂直飛びを想起させる本気モード。「ぴょこぴょこ」じゃなくて「ビョーン」っつーカンジw。
 ・・・はっきり言ってワタクシ、ドンびきでしたよw?出遅れるとかいう時限じゃなく、明らかに素でひきました。生バンドとはいえ妙に音が薄っぺらいし、コールに埋もれて微妙に歌は聴きづらいし、横のヤツは飛ぶたびに俺のほうに体がズレてきてウザいコトこの上ないし、正直全く楽しめず。
 そんな調子で最初の幕間になったのですが、追い討ちをかけるかの如きグダグダなトークを延々聞かされ、ますますトーン・ダウン。完全に「おウチ帰るー」ってな状態になっていたのですが、状況に変化が。ステージ演出用の背景が取り外され、その影に隠れていたドラムやベース・アンプが前面に出るコトにより、サウンドのボトムがあからさまに強化されまして、俄然曲が映え始めまして。やっぱベース・ラインが聴こえてくると、楽しいにゃー。そうやってサウンドを堪能出来るようになってくると、勢い印象も変わってきます。
 当初は批判的に観ていたコール等に関しても「飛び」に関しても、基本的な構造としてはハードコアのliveとかと変わんないじゃないかなー、と。つまり「参加」してナンボのモンじゃないのかな?ハードコアのliveだって、スラムやモッシュ、ダイヴみたくフィジカルな楽しさは勿論、シンガロングの楽しさだって皆が知るところなワケで。こういう声優系のコンサートも、飛んでコール&レスポンスやシンガロングを楽しんで、場内の客やアーティストと一体化して振りをこなすっていうことにこそ意義があるのかなー、とか考えてみたり。
 実際、よくよく見れば場内のシンクロしたサイリウムの煌めきは美しかったし、皆が狂ったように飛び跳ねる姿は壮観ですらあった。要は自分の価値基準で善し悪しを判別するのではなく、その場のマナーを踏まえた上で判断すべきなのではないかと。そう考えるようになってからは、むしろ自分がその輪に加わりたい!という欲求も生じてきたのですが、如何せん俺は余りに未熟且つチキン。その一歩が踏み出せず、ついぞ最後まで勇気を持てなかったのです・・・orz俺のバカ!バカ!ま○こ!!(ぉ
 俺が一人煩悶している間にも、着々とステージは進行。当初はグダグダだったゆかりんトークも、徐々に本領を発揮*3。個人的に魅力的に思えたのが、ゆかりんの、なにげにテンション低いトコ。微妙に萌え風味な発言をしたかと思えば、妙にロー・テンションで捨て鉢な発言なんかもバリバリw。観客とのトークも発言を全部拾うようなマネはせず、適度に放置&スルーw。いいカンジでやる気なさげなトコが、実に面白かった。こんなにさばけてる方だとは思わなかったなー。なにげにヲタ風味な発言もあり、この「はてな」の話題も出たのには流石にビックリ。キーワード・ランキングなんて気にしてるのかよw!「自作自演」とかの単語も飛び出したし、ホント興味深い。一度ラジオもチェックしてみるべきなんだろうか・・・?
 演奏に関しては、リズム隊が安定してたので問題無し。個人的には嬉しかったケドw、ちょっとベースの音がデカかったかな?逆にギターは小さかった気が。あと、ドラムの音色はイマイチ。ちょっとだらしない音になってた。メンバー的には、ギター、キーボード、アコーディオンマルチプレイヤーっぷりを見せつけてくれたお姉さんは、さながらNEW ORDERに於けるPhil Cunninghamといった立ち位置なのかw。
 ゆかりんのvoxは、ちょっとキーを高めにして高音のみで押し切ったきらいは否めませんが、なかなかの安定感。違和感を感じる部分も余り無く*4総じて好印象。まぁ個人的にはトークの印象のほうが強かったんですがねw。
 それにしても、この場内のpositiveなヴァイヴはどうだ。観客が楽しそうにしてるっていうのは、なによりも大事なコトなんじゃないかなぁ。個人的にはオリジナルSNUFFの来日公演なんかを想起しましたよ?それだけに、この輪に飛び込めなかった俺の不甲斐無さが口惜しい・・・"Don't Think,Feel"という教えをココロに刻み込み、リヴェンジの機会を窺いたいです。
 結局2時間を越える長丁場となったのですが*5楽しかったので、あっという間だった印象。終演後、普通にタオルとストラップを購入w。あんなステージを見せられて、手ぶらでなんて帰れないですよ?
 その後、友人とメシを食ってお別れ。カレは明日には帰阪するのです。今月中旬には再度コッチに来るんだけどね。タフガイよのぉw。また観に行こうねw。
 最後になりましたが、suishin20mさん、お疲れさまでした。明日のTiarawayのレポも期待してますw。
 大した画像じゃないけど、当日の画像をphotoにupしますた。最後のほうのページ参照。

*1:id:PIG-M:20040808

*2:その友人がチケットを確保してくれたのでした

*3:なのか?

*4:皆無ではないw

*5:途中のトークは流石に長すぎだと思いますたw