• V.A. "Rendez-vous 2"CD.(STREETJAZZ RECORDS/SJR CD 002)

DJ CAM*1が選曲した主に70年代のJazz*2を集めたコンピの第二弾。1995年リリース。

 所謂オーセンティックなJazzじゃなくてダンス・ミュージックの原型みたいなサウンドなんで、個人的にはこういうほうが聴き易かったり。あんま知的じゃないトコが良いっつーかw。ボサノヴァっぽいのありーの、Fusionぽいのありーの、はたまたSun Raみたいなビッグ・ネームもいたりーのってカンジなんですが、このコンピで一番ヤられたのはCORTEXだったなぁ。

 1975年のフランスに、なんでこんなクソカッコ良い音を出してたバンドがいたのか。女性voxを巧みに配したJazz Funkサウンド。適度にいなたいサビ、うねるベース・ライン、下品なホーンの音色、手数が少ないんだけど妙にFunkyなドラム。お洒落でスマートなフレンチの印象をブチ壊すような生命力溢るるサウンドが、当時あんまこの辺を聴いてなかった俺には新鮮でした。

 この音源の数年後に長く廃盤となっていたCORTEXの1stが再発され、友人と一緒に悦びを分かち合ったものです。久しぶりに聴いたけど、やっぱカッコ良いなぁ。知らん間に2ndも再発されたみたいなんで、今度買ってこようかしら。

 ちなみに、DJ CAMを聴くなら"Underground Vibes"か"Abstract Manifesto"辺りから入るのがオススメ。雑なネタ使いwとメロゥでJazzyなノリが魅力。
DJ CAMのレーベル>http://www.inflamable.com/

*1:Abstract Hip Hopの雄。Hip Hopの世界に早くからDrum n' Bassを持ち込んだりと意欲的な作品をリリースしていた。でも、後に普通のHip Hopとかもやったりしたんですが、それは真っ当すぎてあんま面白くなかったなぁw。数年前CAM名義でリリースされたアルバム"Soulshine"はHouseっぽいテイストで意外と良かった

*2:つーかFusionに近い