実に68P総フルカラー本という凄まじいフォーマットのゴーダンナー本なんですが、それ以上に呆れるのが、これがオフィシャル・ブートな本だという事実。なんせ執筆陣はゴーダンナーの制作スタッフ*1なんだから、豪華絢爛。しかも進んでエロ絵を描いてるもんだから、なんつーか・・・ねぇ?基本はイラスト・メインなんであんま評価のしようもないんですが、単純にイラスト集としてもレヴェルは高いです(一線級のプロが描いてるんだから、当たり前だがw)。でも、この本のなにが一番ブっとんでるかって、この本の売り上げを、オフィシャルのゴーダンナーのDVD化に際するリテイク費用に充てたってコト。バジェットに制約があるから、自分達が手弁当でやるっていうのは百歩譲って良しとしても*2その資金稼ぎとしてこういう本を出すっつーのは・・・。あるイミ、ブートよかタチ悪いよな。
 分かり易く言うと「メジャーに所属してるアーティストが、自分の音源の出来に満足できないために、勝手に音源を制作し、それを独自に売りさばき、その売り上げで音源を手直しして正規盤としてリリースする」というような行為。それが自主制作とかなら全然問題ないと思うけど、仮にも地上波でオンエアされた番組なんだよ?なんか色々面倒な事態とかに発展してもおかしくなさそうなんだけど、別に問題無い行為なんですかね?俺はメジャーのシステムとか知らないんで、意外とこんなコトやっても黙認されちゃうものなの?それとも、ことさら騒ぎ立てるようなコトじゃないのか。いずれにせよ、なんとも奇妙な立ち位置の本ですな。
ex.>id:PIG-M:20040928

  • サークル空想実験「空想実験いちご-vol.1-」

 ショップ中心の活動を続ける*3宗人さんのサークルの新刊は、いちご100%本。宗人さんは本番以上に乳周辺の行為に対するこだわりを持っている作家さんなんですが、今回もパイズリをメインにねちっこく描写しています。このねちっこさっていうのも特徴の一つでして、輪姦とか結構ハードめのシチュなんかでも、harshに暴力的に責めるっていうよかdroneなカンジでじくじく責め続ける印象が強い。でも、今回は本が薄めなせいもあって、いつもよかメリハリのある展開。原作との絵柄のマッチングも問題ないし、なにより普段の作品ではほぼお目にかかれない軽めのノリなんかも若干入ってまして、かなり読み易くなってるかと。逆に、いつものsludgeノリを求めてる向きにはライト過ぎるかも。とりあえず、乳好きはチェックすべし。ちなみに、シリーズでのオススメは「空想実験vol.2」のティファ本か、「空想実験vol.4」のI"s本。どっちもdarkでdroneでno way outな内容です。

  • ぢゃっからんたん「Refresh Machine」

 もはやすっかりヴェテランの域に達している、ねりわさびさんの個人サークル*4。ここんとこはFF11本が続いてますね。今回もFF11ふたなりでラヴラヴという、まさにお約束な内容w。独特のむちっとした肢体でエロエロなテイストをしっかり踏まえつつ、独特の軽妙なギャグ*5なんかも交えて色んなイミで楽しませてくれる作品を描ける作家さん。さすがヴェテラン。それと、この方の作品のもう一つの魅力は、毎回どの本にも必ず用意されているイラスト&テキスト。ホント好き勝手に描いてて、なによりも楽しそうな雰囲気が誌面から伝わってくるのが嬉しい。日記風味なFF11実録マンガもあるし、エロ・非エロ問わずに楽しめる内容。盟友えびふらいさんも1P参加w。安心してオススメ出来る、ナイスな一冊。
HP>http://cholera-club.zone.ne.jp/neriwasabi/
ex.>id:PIG-M:20030828、id:PIG-M:20040116

*1:監督を筆頭にキャラ作監、助監督、デザイナー、原画など、主要メンバーがほとんど参加してます

*2:プロとしては、あまり褒められた行為ではないが

*3:初期以降は即売会には参加してないんじゃないか?

*4:とはいえ、盟友えびふらいさんのサークル「ででぽっぽ」とは兄弟サークルみたいなものなんで、実質二人サークルってカンジ

*5:崩し絵だったり、リアル系だったり