• POISON IDEA "Feel The Darkness"CD.(VINYL SOLUTION/AMERICAN LEATHER RECORDS/SOL25CD/Al005CD)

 Hardcore不毛の地、OregonはPortland*1の5人組*2が1990年にリリースした3rd。結成10周年*3を飾るに相応しい名盤。
 俺がPOISON IDEAを初めて聴いたのは、1986〜1987シーズンの冬休みw、友人のアニキの友達というほぼ他人の家で、伝説のコンピ"Cleanse The Bacteria"*4に収録されていた"Typical"と"Die on Your Nees"を聴いたのが最初。"Typical"もカッコ良いんだけど、"Die on Your Nees"のパンキッシュなイントロから急転直下のThrashに雪崩れ込む展開と、Jerry Aの獣性溢るるえげつないvoxに完全に持っていかれたのを鮮明に覚えてます。
 初めてちゃんと音源を買ったのは、1987年リリースの名盤2nd "War All The Time"*5。ここでDsとしてThee Slayer Hippyが加入し、サウンドに劇的な変化が生じます。タイトでパワフルなDsとしても大きな影響を与えたのですが、それ以上にサウンド・プロダクションの面で非常に大きな仕事をします。これ以降のP.I.サウンドの骨格を成す、重さとキレを兼ね備えた鋭角なサウンドを見事な手腕で作り上げます*6。さらにGも一人加入し、5人組としての初アルバムとなったワケですが、これがもう壮絶極まる内容。楽曲のヴァラエティは飛躍的に増し、P.I.が元々有していた幅広い音楽に対する造詣の深さが反映され、従来のRaging Thrash〜Punkの枠に囚われない懐の深さを披露し始めます*7MOTORHEADのカヴァー("Motorhead")もずっぱまり。楽曲的には申し分ない出来だったんだけど、個人的にはもう一歩のめり込めなかったり。従来のPunkなノリがちょっと損なわれてしまってて、ミッドの曲とかでも若干メタリックなテイストが強すぎ、サウンド・プロダクションともども俺にはToo Much過ぎたっつーか("Feel The Darkness"に比べると、ちょっと音のキレも悪いし)。無論浴びるように聴いてはいたのですが、死ぬほど好きってほどでもなかったり。
 この音源以降、もう一つのP.I.の麻薬的な魅力ともいえるレコード・コレクター泣かせな各種限定盤攻撃が開始される。これはもういちいち挙げていったらキリがないし、なにより俺自身がコレクターではないので(意外w?)割愛するが、なんせCDだけでも俺が持ってるのだけで20枚ぐらいあるし、リリース・レーベル違いや編集盤なんかも含めると、もう収拾が付かないぐらい。結局"War All The Time"以降、"Feel The Darkness"がリリースされるまでに買ったP.I.の音源って"Ian MacKaye"12"*8と"Discontent" 7"ぐらいだったなぁ。
 で、90年の秋、ついに3rd "Feel The Darkness"がリリースされる。イントロのピアノで度肝を抜かれるが、そこに絡みつくツイン・ギターのドラマティックなフレーズ、走るドラムと刻み込まれるリフに、男くさいコーラス。Jerry Aはアジり倒し、随所で流麗なギター・ソロが切り込んでくる。メタルの良さを完全に自分達のものにしたこのアンセムで完全に持っていかれました。次の曲がパワフルなPunkナンバーである"Deep Sleep"だったのも嬉しいかぎり。凝ったギター・ワークとS.E.の使い方が光る"The Badge"。Thee Slayer Hippyのテクニカルなドラミング(カウベル入ってるトコなんてRAW POWERへのオマージュか)と、チラっと垣間見せるMondoのベーシストとしての力量、そしてグイグイと声で曲を牽引するJerry Aのvoxとが絡み合った、カッコ良すぎるナンバー"Just to Get Away"。そこからさらに、ツイン・ギターのキラキラしたフレーズとJerry Aの喚き散らすvoxが対峙するドライヴィング・ナンバー"Gone for Good"へ。
 ツイン・ギターのソリッドなリフの刻み込みとタイトなドラミングでシビれまくりな爆走ナンバー"Death of An Idiot Blues"。曲の中盤でのギター・ソロの応酬なんて鳥肌モノ。ラストのブルージーな展開も洒落てる粋なノリから、ゴキゲンなロッキン・ナンバー"Taken By Surprise"へ。こういうロッキンな曲でこそメンバーの力量が試されるんですが、めっさノリノリでグルーヴィな演奏を聴かせてくれます。これもP.I.の大きな魅力。
 お次は重量感溢るる腰の入った"Alan's on Fire"。途中でvoxにエコーを効かせたりアクセントとしてベースを効果的に鳴らしたりといった音響的な面白さがナイス。へヴィなエンディングからお約束なRaging Thrash "Welcome to Krell"。短いチューンにも関わらず聴かせるソロやアクセントのカウベル、ピアノなどを効果的に盛り込んだ曲者な仕上がり。刻み込むリフでモノクロームにグイグイ押しまくるくせに、途中でいきなりテンポが変わってカラフルな表情を見せたかと思うと、またゴリ押しに戻るという強引な"Nation of Finks"。
 "Feel The Darkness"内でも特にお気に入りなナンバーの"Back Stab Gospel"。問答無用の土石流Tharshで、とにかくJerry Aの喚き散らす下品な獣臭voxに大興奮。Raging Thrashから一転して、ミッドでグイグイとドライヴしまくる"Painkiller"はラストのドランクなS.E.にシビれますw。そしてタイトル・トラックの"Feel The Darkness"!これが6分近くもある、当時のPunk/HCとしては異例とも言える長い尺の曲なんですが、これがもう!もう!!ってなぐらいカッコ良い!ワイヤー・ブラシで洒落たリズムを刻むThee Slayer Hippy、淡々とGとユニゾンし、刻み続けるMyrtleの燻し銀のベースが隠れたアクセントとして存在感を放つ(ヘッドフォンで聴いてると、よく分かるんでお試しあれ)。黙々とリフを刻み、随所でやりたい放題弾きまくるツイン・ギター。そしてなにより完全に野獣と化してる吼えまくる、Jerry Aのvoxの狂おしい激情。そこいらのヤワな絶叫HCとはモノが違うぜ。ラストはド迫力のRaging Tharsh "Discontent"。"Feel The Darkness"の後半の狂気そのままに、さらに喚き散らすJerry Aは完全にイっちゃってます。中盤ではしっかりスロウ・ダウンして聴かせるパートを挿し込むのも忘れない。そして最後の力を振り絞るかの如く再度加速。狂ったように刻まれるThee Slayer Hippyのツー・バスを筆頭にマグマの如き熱量を有する音塊と化して押し寄せ、完全にコントロールを失ったJerry Aの狂気とが渾然一体となって迸りまくるラストの前に身も心も完全粉砕必至。Jerry Aの断末魔の叫びが耳に残ります・・・。
 サウンドのキレと、PunkとMetalのバランスの良さ、楽曲の滋味など、どこをとっても文句なし。さらに、個人的なポイントとして良い意味でのラフさを挙げておきたい。実はこのアルバムって結構継ぎ接ぎだらけなミックスなんですよね。曲単位でサウンドの録音レヴェルにバラつきがあったりするんですが、俺としてはそこが良いと思うのですよ。なんつーか、そういう隙が、ともすれば息苦しくなってしまいそうなこの濃密なアルバムの緊張感を緩和させているとでも申しましょうか。
 サウンドは勿論なんですが、このアルバムはトータル・パッケージとしても素晴らしい。緊張感溢るるジャケも良いですが、ライナーのメンバーの写真だけでもOKでしょう。巨漢に囲まれた中、一人貧弱なボウヤ然としたMyrtleのヤバいルックス(BON JOVIのTシャツがカッコ良すぎw)とか、血だるまで咆哮するJerry Aの勇姿とか(この頃にlive見たかった・・・)。個人的には、当時のプロモの写真でPig Championが手描きと思しき車のイラスト*9を描いたTシャツを着てる写真があって、それを見たときの戦慄は忘れがたいものがありますな。狂ってるとしか言いようがないよ・・・。でも、その写真の真の主役はMyrtle。チンピラ丸出しなツラがまえで、シビれますw。
 これ以降、1993年6月6日にPig Championが脱退するまで、P.I.は爆走し続けます。"Taken By Surprise"*10。"Official Bootleg"*11、"Live in Vienna"をリリース。そして、異色のカップリング、Jeff Dahl*12とタッグを組んで"Open Your Eyes"*13をリリース。
 そして前述のlive盤"Dutch Courage"を1991年にリリース。これには1991/3/23、オランダのHengeloでのステージが収録されてます。live盤ではこれが一番オススメ。ライナーに美味しい写真が満載だし*14liveの流れも良い*15。同じく1991年に"Blank Blackout Vacant"からの先行シングル"Punish Me"がリリース。翌1992年、"Blank Blackout Vacant"CD.(TEICHIKU RECORDS/TECX-25113)がリリース。しかも、ついに初国内盤もリリースされ、初来日の機運も高まったかに思えたのですが・・・。このアルバムはmixerとしてIain Burgess*16を迎え、より骨太なロッキン・サウンドへとシフトしてます。パっと聴きは地味目ですが、聴きこめば聴きこむほどに味わいが深まります。爆裂Thrashチューンな"Smack Attack"。Hard RockなギターとうねるMyrtleのベースがキラリと光るPunkナンバー"Punish Me"。ドライヴ感満点なノリと凝った展開がカッコ良すぎな"Crippled Angel"や、キャッチーな展開を挿し込みつつベース・ラインがサウンドを牽引する"Bligandage"など聴き応えアリ。イマイチ過小評価されてるアルバムですが、良いアルバムですよ。国内盤にはTHE WHOのカヴァーもあったりして、そのセンスも面白いよなー。
 そう、P.I.はカヴァー・ソングのセンスも良かった。なんせカヴァー・ソングだけのアルバム"Pajama Party"(VINYL SOLUTION/SOL 34 CD/EFA 18346)もリリースしちゃうぐらい。その守備範囲も多岐に渡ってまして、このアルバムではMC5、NEW YORK DOLLS、Go-Go's、MOTORHEAD、Marty Wilde*17、Little Richard、Elvis Presley、DEAD BOYS、DAMNED、THE WHO、WIPERS、Jimmy Cliff、Booker T & THE MGsのカヴァーを演ってます。他にもG.I.S.M.は勿論、STOOGES、RAMONES、BAUHAUS、DEVO、LORDS OF THE NEW CHURCHなど雑多なバンドをカヴァー。P.I.って結構オーセンティックな曲をカヴァーするんだよね。これって実は重要なポイントで、近年のPunk/HCと一線を画す要因であったりするのねん。近年なんかは顕著だけど、たいがいPunk/HC系がカヴァーする曲って誰も知らないようなどマイナーなバンドの曲とかで、広く知られてる曲とかよりもマニアックな方向を選択しがちだったりするよね。でも、P.I.に代表されるearly80'sなHCバンドとかって聴いてた音楽のレンジが広い人たちが多いし、良くも悪くもあんま奇を衒ったチョイスをしなかった気がする。例えばBAD BRAINSはBEATLESやR.STONES。MINOR THREATはWIRE、MONKEES。DESCENDENTSVan MorrisonBilly JoelBLACK FLAGだってRichard Berryの古典中の古典である"Louie Louie"をカヴァーしてた。アレンジとかも様々で、安直にスピード・アップするような手法はあまりとられず、バンドが自分達なりの方法論で再解釈して披露してくれていた。とりわけP.I.の場合はElvis PresleyやLittle RichardみたいなOldiesなんかを選ぶところにセンスの良さを感じる(後期のJerry Aは、よくリーゼントとかにしてたしなw)。そういった古き良き音楽なんかにもしっかり馴染んでおり、ミュージシャンとしての基礎体力の高さを伺い知ることが出来る。結局、こういった基礎がしっかりしているからこそ、これだけ長い間一線級で活躍し続けられたのだろう。鳴らした音は変遷していったが、その音は終始一貫して緊張感が漲り、怒りが渦巻いていた。
 P.I.って、どうしてもその強烈すぎる見た目や、硝子の破片で肌や額を切り裂いたり、火を噴いたりといったエキセントリックなパフォーマンスに話題が集中しがちだけど、本質的には芳醇な音楽性をもった極上のR&Rバンドだ、という事実を再認識していただきたい。高度なテクニックに裏づけされたハイ・クオリティな楽曲。知的で醒めた視線で現実を見据えており、時として詩的ですらある歌詞*18。そういう知性と獣性を併せ持っているからこそ、ここまで惹かれるのだ。どっちかかたっぽの要素しか持っていなければ、こうまで好きにはならなかった。
 さて、前述の"Pajama Party"リリース後、ラスト・アルバム"We Must Burn"(VINYL SOLUTION/SOL37CD/EFA CD 18380)が1993年にリリース。より重厚さを増した極太R&Rアルバムであり、P.I.の最期に相応しいパワフルな一枚。G.I.S.M.の狂気とタメ張れるのはコイツらぐらいのモンでしょ*19。とにかく聴くのに体力を消耗する濃密なサウンド。当時、Thee Slayer HippyがProduceし、突然変異でやはりへヴィなR&RアルバムをリリースしたHARD-ONSの"Too Far Gone"と共によく聴いたものです。このアルバムをリリースした後、Pig Championが脱退を表明。前述の1993/6/6のステージを最後に脱退します。4人組となったP.I.は1年ほど活動を続けた後、1994年に解散。
 解散後、Jerry Aは奥様(大柄だが結構美人)、ex.WIPERSのSam Henryと共に"THE GIFT"という名義でシングルをリリース(1994年)。持ってるけど、1回聴いて微妙wだったんでダンボール送りに・・・。アルバムも出したらしいけど未聴。Pig Championはex.M.D.C.のDave DictorとSUBMISSIVESというプロジェクトをやったりしてました*20。ちなみに、初期のメンバーだったDean JohnsonとChris TenseはAPARTMENT 3Gというバンドを結成。これが初期P.I.ノリにポップさを加えたかなり絶妙なメロディックハードコア・パンクを聴かせてくれるバンドでして、俺の知る(持ってる)限りではBITZCOREから2枚CDを出してました。1996年、Jerry Aが突如P.I.を再始動し、1998年には古巣Taang!より"Learning to Scream " 7"をリリース。以降、地元Portlandで散発的なlive活動を展開。そうこうしてるうちにPig Championも復帰して、今に至る模様。
 現在、P.I.が日本ツアーを行っている。その評判は・・・芳しくない。実際に31日に自分の目で確かめるまではコメントは差し控えさせていただくが、24日のステージを観た友人・知人の全ての口が重かった事実が、なによりも雄弁に現在のP.I.の状態を物語っているだろう。ただ、分かって欲しいのは、今がダメだからと言って過去の業績まで否定されるべきではないというコト。かつて、確かにP.I.は世界最高のHCバンドの一つだった。それはこれまでも、そしてこれからも揺るぐことのない厳然たる事実である。現実は時としてとても残酷だけど、16年も愛し続けた、そしてこれからも愛し続けるであろうバンドの「現実」を胸に刻み込んできたいと思います。
 なお、今回のステージを観て失望した方々は、往年の名VTRである"Mating Walruses"がDVD化*21されてますんで、そちらをご覧になっていただければ、なんで俺が執拗にP.I.を推し続けるのかが、多少なりともご理解いただけるのではないかと。

*1:今でこそHCの新たなるメッカとして著名だが、P.I.出現までのOregonのバンドで名前が知られてたのなんてWIPERSぐらいしかいなかった(NIRVANAがカヴァーしたことで有名になりましたな。しかも、ちゃんとP.I.もWIPERSの"Up Front"をカヴァーしてて、敬意を払ってるのが嬉しいやね)

*2:結成時は4人組。"War All The Time"以降は5人組

*3:1980年結成

*4:Pushead責任編集で、日本からもTHE EXECUTEが参戦。その他にもSWEDENのMOB 47(生まれて初めてMangelの洗礼を受けたよw)やBostonのSIEGE(Fastcore初体験w)などを筆頭にCRUDE SS、7 SECONDS、C.O.C.、SEPTIC DEATHらの錚々たるメンツが集結してたのです。国内盤もリリースされてた(俺が聴いたのは国内盤)っつーのがスゴいよね。国内盤はC.O.C.とP.I.のflexiが付いてたんだけど、US盤はトータルで11000枚プレスされて、10000枚はBlack Vinyl、1000枚がOrange Vinylでポスターが付いて、Blue Vinylの12"(7バンド、7曲入り)も付いてたというマニア垂涎の逸品。90年代前半にドイツかどっかでブートが造られて(ご丁寧にUS盤のオマケ12"も付いてたw)、数年前にもbootでCDが出回ってたな(リプロ盤だったらしく、友人が「音が悪い」とボヤいてたw)。いい加減オフィシャルで再発してくれ

*5:世間的にはこれがP.I.のベストとされてます

*6:このアルバム以降のP.I.の音源のプロダクションに何がしかの形で関わり続けます

*7:ピアノ・ナンバーもあるんだぜ!初めて聴いたときは何事かと思ったよw。でも、そっからいきなりフルスロットルで爆走する"Nothing Is Final"へと雪崩れ込む流れには、ぞくりとさせられますた

*8:これはUKのIN YOUR FACE(HERESYのKalvのレーベル)からのリリースで、"Filthkick" 7"と"Getting The Fear" 12"の美味しいトコを編集し、未発表曲"Burned for The Last Time"を追加した6曲入り

*9:幼稚園児が描いたみたいなカンジで、「車」っつーよか「ブーブー」とでも言いたくなるようなパンチ効きすぎな絵

*10:SUB POPリリース。SUB POPからは後に1993年6月6日(らしい日を選ぶよなぁ)のPig Champion脱退liveの模様を収録したアルバム"Pig's Last Stand"をリリースします。オフィシャルなLive Albumとしては3枚目。ちなみに、1枚目は1991年リリースの"Dutch Courage"(BITZCORE/EFA/CD 01667)、2枚目はHC好きならお馴染みの好live盤シリーズをリリースするドイツのYOUR CHOICE RECORDSからのリリースで、"Your Choice Live Series POISON IDEA"(YOUR CHOICE RECORDS/Your Choice Live Series Part 3/#003/YCLS 024)。そして前述の"Pig's Last Stand"(SUB POP/SPCD 343)が1996年リリース

*11:7"2枚組

*12:ex.VOX POP、ANGRY SAMOANS。70年代後半から活動し続けている往年のL.A. Punkの重鎮

*13:言うまでもなくDEAD BOYSのカヴァー。亡くなったStiv Batorに捧げられたシングルでした。このときのセッションをまとめた音源「Jeff Dahl and POISON IDEA "Dead Boy"CD.(TRIPLE X RECORDS/51137-2)」が1992年にリリース。かなり変則的なsplit仕様で、Jeff Dahl and POISON IDEA(voxがJeffでバックがP.I.。Jerry A不参加)が2曲。P.I.単独が3曲(アルバム未収録曲"Desecration"と"The Truth Hurts"(これは後に"Pig's Last〜"で演奏される)、それに"Crippled Angel"のlive ver.)そしてJeff Dahlが3曲(DEAD BOYSやRAMONESのカヴァー。Dsはex.CHEMICAL PEOPLE/DOWN BY LAWのDave Naz)

*14:ペニス・バンドを頭に巻いて歌うJerry Aの勇姿を拝めw!

*15:ちなみに、Your Choice Live Seriesの音源はPig Champion脱退後の貴重な音源

*16:ウチの日記でも何度か書いてますが、アンダーグラウンドのロック・シーンを暗躍する名エンジニア。BIG BLACKやNAKED RAYGUN、PEGBOY、LEATHERFACE、MEGA CITY FOUR、果てはMINISTRYまで手がけてます

*17:50年代UKのロックンローラー。Kim Wildeの親父さんですな

*18:彼らは意外なほど知的な面も持ち合わせている(俺はP.I.経由でCharles Bukowskiを知ったよ。読んで納得w)。とりわけ、Jerry Aの歌詞は独特のリリシズムすら感じられるほど。でも、そんなコトをひけらかしたりはしないし、なによりそれ以上にアホで下品だしなw

*19:"Endless Blockades for The Pussyfooter"をカヴァー。"Detestation"の一発目ですな

*20:アルバム一枚出てますが、下品でえれーカッコ良いので要チェック

*21:Taang!からのリリースなのかな?HPでは見当たらなかったけど・・・