2000/8/5

M-1 MINOR THREAT "Filler"/M-2 DAG NASTY "Can I Say"/M-3 POISON IDEA "Back Stab Gospel"/M-4 GORILLA BISCUITS "Things We Say"
M-5 Large Professor & Pete Rock "The Rap World"/M-6 BACK DROP BOMB "Never Seem to Last"/M-7 帝国歌劇団 "花咲く乙女"
M-8 GREEN DAY "One of My Lies"/M-9 BAD RELIGION "Big Bang"/M-10 SNUFF "Too Late"/M-11 STARMARKET "So Sad"
M-12 MINERAL "Slower"/M-13 RIDE "Dreams Burn Down"
 この回は、番組の5周年記念の2時間特番でした(ちなみに、第263回)。それの前半部分(後半は紛失)。極めて基本的な俺の趣味ってカンジですな。最初のパートは言うまでもなくUSHCクラシック。MINOR THREATとPOISON IDEAを一緒にかけるのは若干気がひけたけど(POISON IDEAはFUGAZI(つーかIan MacKaye)嫌いを公言して憚らない(MRRのインタヴューで言ってたぐらいだし))俺は両方好きなんでカンベンっつーコトで。M-5は隠れた名曲。"High School High"という映画のサントラに収録されてるんですが、両者のファンなら血眼になって探すべし。俺が好むHip Hopの完成系の一つ。M-8〜のパートは、なんだかんだでやっぱり大好きなメロディック系。ラストは泣ける名曲連発。RIDEは初期の評価が高いけど、俺は後期(BYRDSみたいで意外と良いんだけどね)も含めてずっと好きでした(今でも好きだけど)。どれか1曲といえば、やっぱこれ。個人的にはMY BLOODY VALENTINEよか好き。RIDEのギター・ノイズって凄く音の粒子が細かくて、あたかもダイヤモンド・ダストの如し。2度目の来日公演を観に行ったんだけど(@新宿厚生年金会館)ストロボ光線煌めく中で聴いた"Dreams Burn Down"はホントに沁みた。

2002/8/3

M-1 PARASITES "Crazy"/M-2 DOUGHBOYS "White Suster"/M-3 BAD RELIGION "Skyscraper"/M-4 DESCENDENTS "I Won't Let Me"
M-5 TILT "Fool to Blame"/M-6 FIFTEEN "RunⅡ"/M-7 CRIMPSHRINE "Free Will"/M-8 GREEN DAY "Who Wrote Holden Caufield?"
M-9 SNUFF "Too Late"/M-10 LEATHERFACE "Not A Day Goes By"/M-11 THE ABS "Twelve Bar Tender"/M-12 MEGA CITY FOUR "Lipscar"
M-13 PEGBOY "Field of Darkness"/M-14 STARMARKET "So Sad"/M-15 JAWBREAKER "Jinx Removing"
 この時点で9月いっぱいで辞めるコトを検討していたので、総集編モードに突入。徹頭徹尾メロディック系で攻めまくった選曲。前述したけど、俺はやっぱりこういうサウンドが一番好きなんだっていうコトを再認識した次第。最初のパートは、理屈ぬきのどポップ・サウンドをチョイス。PARASITESは、超名盤"Punch Lines"のオープニング・トラックにして究極のポップ・チューン。問答無用の激甘ポップで虫歯必至w。DOUGHBOYSはex.ASEXUALSなカナダの至宝。こちらも死ねる名盤、2ndの"Home Again"より。解散後、BIG DRILL CARのメンバーと共にALL SYSTEMS GO!を結成。M-3は、イマイチ評価の低いアルバム"Recipe for Hate"より。イントロ無しで疾走する泣きのメロディが炸裂しまくるキラー・チューン。褒めるほどの出来じゃないが、言うほど悪いアルバムじゃなかった。ちなみに、俺はBAD RELOGIONのliveを観にアメリカに行った男w。"Generator"のレコ発を拝んできますたw。生"Heaven Is Falling"聴いてちょっと泣いたのは、ココだけのヒ・ミ・ツw。ブレイク前夜だったNOFXとかも観たけど、日程の都合でGREEN DAYとJAWBREAKERが観れなかったのは痛かった・・・。それはさておき、BAD RELIGIONに関しては"Stranger Than Fiction"までリアルタイムで聴いてたけど、Brett脱退と共に追わなくなった(俺の好きな曲ってBrettの曲ばっかだったし)。Brett復帰後の音源も含めて、ボチボチ揃えようかなぁ。
 M-5〜8はeast bayで。TILTは、当然ex.CRIMPSHRINEのPete Rypins在籍時、そして彼がvoxをとってる数少ない曲からチョイス。Peteが抜けた2ndも大好きなんだけど、今回tradeでも出した3rdは何故かPunk化しちゃってて、持ち前のポップさが全く活かされていない・・・。それ以降は知らないw。FIFTEENは4th"Extra Medium Kick Ball Star(17)"より。FIFTEENは全部好きなんで、どれをかけるかいつも迷った。本来なら2ndか3rdからチョイスするのが妥当なんだけど、たまには4thからかけたかったんだと思うw。後期のG弾きまくりな泣きのサウンドも、結構好き(実は後期DINOSAUR Jr.のJのプレイに通ずるものがあると思ってるのは、俺だけですか?)。CRIMPSHRINEは1stシングルが一番好きなんだけど、アルバムからもかけたかったんで。良いバンドだったなぁ・・・。GREEN DAYは、やっぱ2ndから。このアルバムが一番好きで、何百回聴いたか分からない。
 M-9〜12はUKメロディック。SNUFFは・・・言うまでもないだろ?オリジナルSNUFFの頃の独特の物悲しさは、再結成後には継承されなかった(でも、再結成後も結構好きw)。LEATHERFACEは以前review書いた(id:PIG-M:20040308)んで、そこ参照。THE ABSは独特のメロディが大好きだった。国内盤もリリースされたが、やはり名盤"Nail It Down"を推したい。後にex.LEATHERFACEのDickieと合流してDOCTOR BISONを結成しますが、こちらはTHE ABSに輪をかけて地味なんで、初心者注意w。MC4も、俺が愛してやまないバンドの一つ。これもどれを買っても外さない(あ、ラスト・アルバムとPeel Sessionは微妙かもw)んですが、敢えて一枚選ぶなら3rd"Sebastopol RD"かなぁ。MC4の魅力だった繊細なメロディが冴えまくっており、線の細いサウンド・プロダクション(NED'Sとかを手がけてたJessica CorcoranがProduce)と相まって、実に沁みるサウンドに仕上がっています。哀しみを歌っていても、それでも前を向いていこうって感じの切なくも力強い姿勢が良い。ちなみに、このアルバムを購入する際は是非国内盤を探してみてください。ボーナス・トラックとしてこれまた超名シングル"Words That Say"が収録されてますんで(極論を言えば、このシングルがベストかも)。同バンド解散後、ソングライターでフロントマンだったWizは、SERPICOというバンドを経て(ex.SLEEPERの、USのSERPICOじゃないよ)現在IPANEMAというバンドをやってます(まだ解散してないと思うけど。どっちのバンドも音源出してますんで、気になる方はどうぞ。個人的にはMC4時代の煌めきは感じないけど・・・)。
 ラストのパートは、男泣きするギター・パンク。ex.NAKED RAYGUNなChicagoのPEGBOYは、もうたまらんですよ?骨太でドライヴするサウンド、暑苦しいルックス、女々しい歌詞w。どれをとってもグっときます。やっぱベストは1st。CDには12"の音源(これも素晴らしい)も収録されてるんでお得です。それと、"Field of Darkness"はシングルにもなってて、ちゃんとアルバムとはversionも違うし未収録曲も入ってる(これがまた泣ける佳曲)んで、是非。STARMARKETは名盤2nd"Sunday's Worst Enemy"より。鋭利なギターと切ないメロディで疾走するサウンドは、メロディック好きのみならずギター・ロック・ファンにもアピールするはず。ただ、このアルバムをリリース後に主要メンバーが脱退し、3rdは悪くないんだけど微妙になってしまった・・・(脱退したメンバーが結成したKEVLARも微妙)。それ以降はチェックしてないです・・・orz。JAWBREAKERは当然でしょ。初期が好きな人も多いけど、俺はやっぱ3rd"24 Hour Revenge Therapy"が断然オススメ。Steve Albini(クレジットではFluss名義だけど)が手がけて(一部はBilly Anderson!)るんで、音の鳴りもバッチリ。限りなく生に近い骨太サウンドがバンドのダイナミズムを余すトコなく伝えてるし、繊細な曲とかでもいわゆるemoとは完全に一線を画す仕上がりで文句無し。ときにセンチメンタルですらある歌詞もグっとくるし、パッケージのデザインも秀逸(今は亡き名レーベル、AlliedのオーナーだったJohn Yates先生謹製だしね)で全てに隙の無いアルバムです。未聴の方は、是非是非聴いてみてください。