id:PIG-M:20040709の続き。最初の打ち合わせは、とにかく緊張しまくり。だってまがりなりにもラジオ局に行くんですよ?漠然とした所謂「業界」なカンジをイメージしていたのですが、実際には駅前のビルの一室のこじんまりとしたトコだったので、ちょっと肩透かし。ともあれ、ディレクターの方とご挨拶などをしてから具体的な話に入っていったのですが、これがなかなか。
 まずはかける音楽のイメージを掴んでもらおうと、幾つか持参したCD(番組第一回の最初のパートでかけたBOO RADLEYS、Pete Rock & C.L.Smooth、DOUGHBOYSとか)を聴いてもらいながらコンセプトとかを説明。ところが、俺のかけたいバンドのコトを知ってる方がおらず、端っから悪戦苦闘。こちらとしても、どこまでやっちゃっていいのかも分からないので、最初は意識的にポップなバンドを多くし、パンク云々とはちょっと異なるアングルで攻めてみたり。
 そんなやりとりをしてるうちに、どうにか趣旨をおぼろげながらも把握していただいたのですが、ここで意外な落とし穴が待っていたのでした。なんと、俺にDJとしても携わってくれ、とか言い出し始めたのですよ。前回も書いたのですが、俺は自分が喋りたいから応募したのではなく、俺の好きな音楽をかけたいから応募したワケで、はなっからDJなんてもんには興味なんてカケラも持ってなかったのですよ。当然の様にその要請は固辞したのですが、向こうが言うには曰く「番組の内容が専門的過ぎて、普通のDJには扱いにくい」とのコト。・・・そりゃごもっともなんですがね。しゃーないので、妥協案として月イチなら喋ってもいい、という落下点を設定。ひとまずはなんとかその場を凌ぎ、とりあえず最初の回の選曲をして、後日ディレクターに内容を確認してもらうコトに。
 そうなってくると、新たなる問題が浮上してきます。そもそもDJ志望でもなんでもないんだからそういった訓練もうけてないし、特別面白いコト言うワケでもないんだから、どう考えたって一人じゃムリ。つーワケで、友人に白羽の矢を立てムリから事態に巻き込むコトに。結局、その友人は7年半の間、月イチでずーっと関わりあうハメになってしまったのでしたw。
 で、最初の収録は・・・思い出したくないなぁw。とにかくアタマの中真っ白で緊張しまくり。初心者にありがちな注意点を漏れなく網羅してしまい(テンション低い、滑舌悪い、早口etc)後で自分で聴いて自己嫌悪の嵐。結局そういった注意点は、ついぞ直んなかったなぁ(慣れたせいで口調はゆっくりとかにはなったけど、テンションとかは如何ともし難かった。自分では超ハイテンションなつもりでも、声だけ聴くと自分が思ってるテンションの半分も出てなかったりするんだよね。ホント声優さんとかってスゴいわー)。事ほど左様に前途多難な船出だったのですよ・・・(続)。