モグダン(aka安雲雪伸)さんとこの新刊は、いつものフルカラー本とオマケ本。フルカラー本は珍しく前作からの続きのシチュエーション。今回も着衣でのシーンが多くて、モグダンさんの絵の魅力であるムチムチとした肉感が際立つ仕上がり。オマケ本の方はアウトテイク集。カラー・イラストのデモや未発表の絵がメインなんで、ショップで高値で買ったりしない方が吉w。

  • 野望堂PROJECT「SUBLIMINAL REPLAY-THE COMIC-vol.1」

 習志野ゾーイさんのサークルの新刊は、過去の同人誌から相川恵(習志野さんとこの看板娘)ちゃんの作品をコンパイルし、描き下ろしのショート・チューンを足したディスコグラフィ。当然ですが、ゲスト原稿などは未収録。俺が買い始めたのもこのシリーズの最初(You Really Got Me)からなので、ちょっと懐かしいかも。当時の作品内ではまだまだ恵ちゃんが巨乳レヴェルだったりして、その成長も堪能出来たりw。最近なんかはまさにド迫力のワガママなボディになってまして、息苦しいまでの肉厚ぶりがたまらんのですよ。今後もこの過剰なテイストを活かしていっていただきたい。

  • 来迎昇天「おきマリ」

 ようぞうさんとSameさんのサークルの新刊はマリみて本第二弾。Sameさんの作品はかるくえちぃ風味が心地よい。あながちありえない話じゃないところが、またよし。ようぞうさんの作品はマリみてとみせかけたガンヲタネタでナイス。さっくり楽しめる内容です。

  • Rick Rubin「maria said knock you out」「REBIRTH OF THE FOOL」

 某お絵かき掲示板で知ったP.I.L.さん(aka元バイ・ファー・ザ・ドーペスト)のサークルは3冊出してたのですが、1冊売り切れてますた_| ̄|○「Maria〜」は新刊のマリみて本。一応ツっこんでおきます「LL COOL Jかよ!」っていうかこの方すげー音楽好きですよね。結構ジャンル広いし(HPでのTEENAGE FANCLUB話は沁みた)、シブいとこ突いてくるし。P.N.やサークル名も今ではシブいよなぁ。でも冒頭はいきなり太田虎一郎ネタだったりするトコがナイスw。中身の方はちょっとした表情や仕草がキュートな、コメディ・タッチなテイスト。でも、ラストのドリル話は泣ける。原作もこうあって欲しい・・・w。「REBIRTH〜」はこみパ本。これに収録されてる「All Tomorrow's〜」はAUTECHREVELVET UNDERGROUNDか。もう一つはいわずと知れたB.D.P.。ただ肝心の誌名のタイトルのネタがちょっとわかんない。まさかMERZBOWとかが入ってたコンピのタイトルじゃねぇよな。誰か教えてください。で、こっちの内容はエモ・テイスト抜きのコメディ路線。どっちも作品の雰囲気が良いし、基本的に清潔感のある作風なんで、幅広く薦められる内容。最初は音楽ネタにフックを感じたんですが、今や作品のファンです。なんとか買い逃した作品も入手するぜ(ちなみにタイトルはSTYLE COUNCILだよね?)。オススメです。

  • 龍企画「紅い首輪」「雷霆魔女」

 もはやヴェテランの領域に達した感のある龍炎狼牙さんのサークルの新刊は2冊。「紅い〜」はパピポで連載していた作品をコンパイルした本。年上の男がょぅι゛ょに飼われるお話なんですが、その関係に微妙な変化が生まれつつある、といったところで連載が中断していたのでした。ちょうど平行して連載されていた「魂の鎖」が佳境に入っていたので、やむなしといったところですが(この作品が面白かった)。で、本人の弁によれば続きが再開出来るかは微妙らしいのでひとまずまとめた、とのコト。これで終わりっていうのも悪くはないんですが、いろいろと伏線っぽいものが張られていたりするので、同人かなんかでも続きが読みたいですな。「雷霆〜」は魔法少女アイ本。触手&クリーチャー系は龍炎さんお得意なラインだし、相性の良いネタだと思えました。どちらも安定して楽しめる仕上がりです。蛇足ですが、GODSTOMPER(カリフォルニアのポンコツ・グラインド・コンビ)の"Art Damaged Masochists Volume One"に描かれてる女の子ってとらEVOのリアに似てないっすか?そう思ったのは俺だけなんだろうか。

 めでたく初単行本もリリースなさった井上眞改さんの新刊はマリみて本。しかも内Pネタかよ!その名も「リリアン魂チェック隊」ですよ?も、最高。勿論聖様がプロデューサー。進行も番組のまんまで、脳内で各種SEが鳴りまくりw。しかも「今日のレッド」まで!誰がレッドか、そしてどんなオチかは読んでのお楽しみ。相変わらずセンス抜群な絵と微妙に投げっぱなしなテイストのハーモニーは絶品です。マリみて好きは必読だし、さらに内P好きならいうことなしです。オススメ。

 きのはらひかるさんのサークルの新刊は、マリみて本の続編。相変わらずのダーク&グルーミー路線で言うこと無いです。微妙なんだけど何故かエロい絵柄といい、情容赦無い陰惨な展開といい、いつものきのはら節炸裂ってカンジ。マリみてファンは手を出さぬが吉。

  • 例の所と虚無ノ歌にDANGER=ZONE「SEXFRIEND〜BELOVED〜」

 黒荒馬双海さんのサークル「例の所」と佐藤登志雄さんのサークル「虚無ノ歌」そして刻田門丈(aka刻田門大)さんのサークル「DANGER=ZONE」の3way splitリリース。内容は「SEXFRIEND」本。どれもこれもラヴラヴエロエロ路線。佐藤さんの学園モノや、刻田さんのエロってるマンガなど珍しい作品が多いな。黒荒馬さんは単行本収録の「残香」を彷彿とさせるカンジだったり。ちょっとゲームもやってみようかと思ったりしました。

  • ロケット燃料★21「TAKEOUT!」「ハネモノ」ガニメデス衛星&ロケット燃料★21「Cherry」

 秋★枝さんの個人サークルロケット燃料★21(★21が抜けてました_| ̄|○<申し訳ない)は今回初チェックで、ガニメデス衛星(如月冬伍さんのサークル)とのsplitを含む3冊を購入。「TAKE〜」は焼きたて!!じゃパンのコピー誌。ラヴエロもの。つきのんの表情が可愛くてナイス。「ハネモノ」は最終兵器彼女本。可愛いタッチの絵柄(完成原稿だと余計)なんだけど、ヤルことはヤってるってカンジ。splitは夏の新刊でラグナ本。如月さんの作品はキュートな内容。凝った装丁の本とか作りそうなイメージ。秋★枝さんの作品がエライことに。衆人環視凌辱プレイから放置プレイのコンボ。この絵柄でこの内容っていうのもパンチ効いてるよなぁ。ネタの選び方といい、ちょっと面白いセンスを感じるんで、今後もチェックしていこうかと。