9/27 "漫才バカ一代 第三十幕 記念スペシャル"@文京シビックホール 小ホール

 会場を後にし、スペイン階段を降りたった所で、偶然sd君と遭遇。談笑してる間にykc君も合流したので、ねぎしでメシを食いつつバカ話に興じてみたり。このメンツで話し込むのは久しぶりだったので楽しかったなー。ひとしきり話し込んだところで所用があったykc君は離脱。前日徹夜&病み上がりで疲労困憊だったant君み帰途についたので、残ったワタクシとsd君は秋葉原に移動し、飽きずにしっぽりと語らってみたり。やがて仕事を終えたudさんもやってきたので、3人でさらに軽く話し込んでからお開きに。sd君と別れ、ワタクシとudさんは漫バカを観るべく水道橋に移動。いつものようにドリンクを買ってから会場に向かったのですが、秋葉原で話し込んでしまったせいで出遅れてしまったため、入場が最後のほうになってしまうという体たらく。だもんで、席も芳しくないトコ*1に。


 てな具合で環境こそイマイチどころかイマサンぐらいではありましたが、肝心の舞台はというと、手放しで褒めても良いぐらいの熱の入りようで、御満悦。今回は30回記念ということもあってか、恒例の企画コーナーを排し、ゲスト枠を増やして徹頭徹尾漫才で押すという構成になってたのですが、そのストイックな構成がハマってたような。各コンビがきっちりと持ち味を発揮していたので、10組連続、計2時間という長丁場にもかかわらず、全くダレることなく楽しめまして。企画コーナーも悪くないんだけど、これぐらいストイックに漫才を見せつけてくれる構成のほうが嬉しいかも。中でも印象に残ったコンビの感想をちょろっと。


 流れ星は、普段だとボケのちゅうえいが奔放にボケていくのだが、この日のネタはツッコミの瀧上が「ハンパなボケにはツっこまない」というスタイルだったので、ちゅうえいがボケてもボケても瀧上が冷徹に流していくというツンデレ・スタイルがなんとも新鮮だった。時折瀧上を振り向かせることに成功した時のちゅうえいの喜びようは、はたしてネタだったのだろうかw?米粒写経も初めて見るネタ。ここ最近、萌え要素をネタに取り込む傾向にありましたが、今回のネタは萌え要素をさらに押し進めており、ある意味分かりやすくはなってました。実際、かなりウケてたし。ただ、居島一平の濃さやクドさがスポイルされてたのもまた事実でして、ちょっと複雑な心境。あと、ネタ的には終盤のしりとりの件が冗長だった感は否めない。かなりウケてたんで延ばしたのか、はたまた元からあの尺だったのかは判別が難しいけど、何回かあったピークの時点で切ってれば、もっとすっきり終わったんじゃないかなぁ、とか。


 東京ダイナマイトはナマで観るのは初めてだったんだけど、流石の貫禄。ネタがしっかりしてる上にテンポの緩急や声の大小を巧みに駆使して魅せてくるので、否応なしに引き込まれる。巧いなぁ。でも、この日の個人的なベストは、磁石。とにかくボケの永沢がいつになくアグレッシブにボケ倒してきまして、それに呼応するように佐々木も全力でツっこんでいくという至極真っ当なネタを展開していたのですが、その応酬のリズムが実に良く、フロアも巻き込んでグイグイとヒートアップしていき、最終的には大爆笑をかっさらっていきました。明らかに以前観た時よかひと皮剥けてたような。


 トリを務めたU字工事が終わったのは21時半前と珍しく押してたので*2、ラストはバタバタしまくりで物販コーナーすら撤収してるような有様でしたが、実に満足度の高いライブでございました。


 終演後、例によってudさんとダラダラとくっちゃべってたので帰宅したのは午前様という体たらくでしたが、充実の一日を過ごせたので、それもまた好し。楽しかったわー。

*1:位置もですが、周囲の客層も悪かった。

*2:会場の都合上、22時には完全撤収しなければならないのねん