6/19 "漫才バカ一代 第二十九幕「漫才バカボン」"@文京シビックホール 小ホール

 いつものようにudさんと秋葉原で待ち合わせだったのですが、例によってワタクシは買い物があったので、ひと足先に秋葉原入り。メロンで各種単行本等を購入してから向かった先は、上野*1EC POWERSというお店。最近歩数計をあれこれ物色していたのですが、ようやく欲しいモデルが決まりまして。そのモデルを最安値で売ってる店の一軒が前述したEC POWERSというトコだったワケで。通販で買っても好かったのですが、せっかく秋葉原まで足を延ばす機会に恵まれたので、店頭で買っちゃおうか!と考えた次第。事前にGoogleのStreet Viewで店舗に至る経路をチェックしておいたので迷わず辿り着けたまでは良かったのですが、そこは倉庫兼事務所兼店舗ってなトコでして*2、パっと見での敷居は高めな雰囲気。正直気後れしましたが、ここまで来て買わずに引き返すという選択肢も無かろうっつーコトで、意を決して入店。welcomeな雰囲気とは言い難い空気が漂ってましたが、そんな空気は無視して欲しかったブツをオーダー。在庫のあるカラーの中から白のモデルをチョイスし、無事購入。店頭に商品は陳列してないのであれこれ物色することは出来ませんが、扱ってる商品の価格設定は安めなんで、欲しいモノを決め撃ちで買うには良いお店かと。


 無事お目当てのブツを買い終え、中央通りをとら方面に向かって歩いていると、偶然というか必然的にudさんと遭遇。食事の前にとらに寄らせてもらい、再販された同人誌を中心にあれこれお買い上げ。ようやく物欲が治まったので、ねぎしで夕食を摂ってから、漫バカの会場の最寄り駅である水道橋に移動。会場に着くと、開場まで30分以上あるにもかかわらず既にそれなりの待機列が出来てまして、ビックリ。今回は当日券無しだったそうだし、確実に人気を博してきているなぁ・・・と実感。そろそろ会場の移転も視野に入れる時期だとは思うのですが、udさんの話によると、以前、今の会場よか大きいトコで開催したコトがあったそうなのですが、その時は惨敗に終わったそうで・・・。まぁ、漫バカって15歳以下、65歳以上の方は入場無料だったりするので、一般のお笑いファンだけでなく地元の方も結構足を運んでらっしゃるんですよね。会場移転となると、そういった方々の足は遠のくだろうから、移転先で新しい地元の層を開拓するまでは一時的に動員が減るのは避けられない気も。だから、なかなか移転に踏み切れないのかなぁ・・・等というコトをudさんと語らってる間に開場。悪くない席を確保し、開演に備えたのでした。


 で、開演。レギュラー陣に目立った変化は感じなかったのですが、米粒写経が以前テレビで見たようなメジャー向けっぽいネタをやってたのが、ちと目新しかったか。普段は居島一平の軍人ネタを中心に回していくのですが、今回はサンキュータツオのオタク・ネタを大胆に押し出し、両者のテイストを絡ませながらネタを展開してまして。こういったネタのほうが分かりやすくバランスも良いっちゃ良いんだけど、居島一平の破天荒なパワーがちょっとスポイルされてしまう感は否めない。あと、オタク・ネタで挙げる作品がどうしても一般の方には分かりにくく、レスポンスが悪かったのは気になった。サクラ大戦とかシスプリとかのネタへの絡め方は個人的には面白かったんだけどねぇ・・・。


 ゲスト陣では、初見だった阿佐ヶ谷姉妹が予想以上に面白く、かなり面食らった。テレビとかで見てた印象としてはモノマネを絡めた歌ネタ中心ってカンジであんまピンとこなかったんだけど、これがなかなかどうして。舞台でも基本的なネタの方向性やスタイルは変わらないのですが、間の取り方やタメが上手いので、じわりじわりと阿佐ヶ谷姉妹が醸し出すじめっとした空気に飲み込まれていきまして、気がつけば相手の術中にハマってるってなカンジ。動きの幅も大きく、舞台を広く使ったり、身体を使った激しいツッコミ*3なんかも繰り出したりして、視覚的なインパクトもあり。個人的には、今回の漫バカのベスト・アクトでした。また観てみたいなぁ。


 終演後は、軽くudさんとダベってから水道橋で別れ、新宿で旧友と合流し、軽く夕食を摂りつつ談笑。終電の都合上ほんの1時間ほどしか居られなかったけど、会うのは昨夏以来だったので楽しかったなー。今度はゆっくり会いたいものです。そんなこんなで、終電一本前の電車で新宿を離脱し、帰路についたのでした。

*1:住所では上野だけど、秋葉原の近く

*2:しかも、事務所の比率が高め

*3:全部同じパターンだったのが惜しい。大オチみたいなパターンも欲しいなぁ。